塙町産農産物等を使用した加工食品の開発
概要
本学のある葛飾区と福島県塙町は、災害時相互応援協定が締結されています。本学では、本受託研究を通して福島県塙町の活性化・原発事故による風評被害の縮小に貢献し、福島県塙町のさらなる活性化を応援していきたいと考えております。また、平成24年7月24日、本学の間近に塙町のアンテナショップ「ダリちゃんショップ」が開店し、現在も営業しています。
研究目的
福島県塙町で生産される農産物等を利用した加工食品を試作し、地方では気付くことが困難な商品の発掘及びその加工及びパッケージング等から特産品の開発を行う。
研究内容
福島県塙町で生産される農産物等を利用した加工食品を試作し、地方では気付くことが困難な商品の発掘及びその加工及びパッケージング等から特産品の開発を行う。
- 加工食品に関する意識啓蒙活動
- 講演会を開催し、加工食品の取り組み等についての意識を高める。
- 加工レシピの開発
- 試作品づくりをしながら、簡易なレシピを作成する。
- 加工食品の嗜好性調査
- 実際に試食を行い、嗜好性の調査を行う。
- 商品パッケージングの試作及び適性調査
- 販売をするうえで適当なパッケージングについて試作及び調査を行う。
- その他、はなわふるさと物産直売センター組合の委託による試験調査
受託研究期間
平成24年度
受託研究担当者(役職等は平成24年度現在)
- 健康栄養学部長・教授
- 松本 信二
- 教授
- 筒井 知己
- 特任教授
- 佐々木 敬卓
- 講師
- 吉田 光一
- 助手
- 哥 亜紀
加工食品に関する意識啓蒙活動
加工食品レシピの開発
加工食品の嗜好性調査
新商品、新ブランドの立ち上げを目的として、イチゴジャム、エゴマクッキー等いくつかの提案に対して塙町のとしては各部署で検討し、作成を行った。その一つとしてイチゴジャムは農産物組合女性部を中心に作成し、江戸川区葛西のイトーヨーカドーで開催された福島県アンテナショップで試験販売を行った。
会場内で試食を行い、お客様から直接声を聞くことでジャムに対する嗜好性調査を行ったが、アンケート等によるデータの収集には及ばなかった。
今回のジャム作成にあたっての問題点も出ており、その点も含め、今後多くの機会を設けてアンケート調査を行い、製品の品質向上を図る事が必要と考えられる。