受託研究-塙町産農産物等を使用した加工食品の開発(その6)

塙町産農産物等を使用した加工食品の開発(その6)

概要

本学のある葛飾区と福島県塙町は、災害時相互応援協定が締結されています。本受託研究も、本年度で6年目となります。

今回は、大麦の加工特性に関する研究が新たに加わりました。大麦を利用したパン、おこし、機能性バー、シリアル、ビスコッティなどの調製を試み、大麦の利用特性を検討しました。また平成28年度からの研究テーマである竹パウダーに関する調査報告として「竹パウダーの糠漬けへの利用」「DGDEによる糠床の菌叢解析」を報告させていただきます。塙町の野菜等の用いた加工品として、米を用いたパンや甘酒、ハーブを用いたハーブコーディアルシロップやハーブのミルクジャムなどを提案しました。

講習会は食品の安全講習として「食品加工学から見えるもの」と、調理実技指導として「美味しさを調理学から考える」2演題で開催しました。

これらの提案が、塙町の道の駅の商品開発の手助けになることを願うとともに、本学においても、本受託研究を通して、福島県及び塙町のさらなる活性化を応援していきたいと考えております。

研究目的

福島県塙町で生産される農産物等を利用した加工食品を試作し、地方では気付くことが困難な商品の発掘及びその加工及びパッケージング等から特産品の開発を行う。

研究内容

加工食品に関する意識啓蒙活動
講演会を開催し、加工食品の取り組みについての意識を高める。
加工食品の開発
塙町で生産された農作物を利用した新規加工品の開発、レシピの提案。
新規加工食品の嗜好性調査
試食アンケートを実施し、嗜好性の調査検討を行う。
商品パッケージの提案、試作
販売商品についてのパッケージについて具体的なアドバイスを行う。
その他、委託による試験調査
 

受託研究期間

平成29年度

受託研究担当者(役職等は平成29年度現在)

東京聖栄大学 食品学科

教授・学科長
荒木 裕子(代表者)
教授
北村 義明
教授
筒井 知己
教授・学部長
丸井 正樹
准教授
吉田 光一
助教
山本 直子
助教
海老澤 隆史
助手
上浦 沙友里

講習会

塙町の特産品を利用した加工品の開発

大麦利用食品の開発

竹パウダーの糠床への利用

竹パウダー使用米の加工品開発