塙町産農産物等を使用した加工食品の開発(その7)
概要
本学のある葛飾区と福島県塙町は、災害時相互応援協定が締結されています。本受託研究も、本年度で7年目となります。
今回は、塙町農産物の加工品の提案や竹パウダーに関する調査報告として「竹パウダーの糠漬けへの利用」を報告させていただきます。農産物の加工品の提案では、トマトやサトイモ、コンニャク、タケノコなど大量に収穫できる野菜にスポットを当てて開発の提案をさせていただきました。また、渋柿やハックルベリーなど生食に向かない食材を用いて簡便に製造できるジャムの提案やえごまのお菓子の提案をさせていただきました。これらの新しい加工品の提案が道の駅の活性化に繋がることを願っています。
講習会は11月に「食品安全実務講習会」として「安全でおいしい品を作るには」と題して食品衛生に関わる講義と実習形式での講習を実施しました。同日開催の調理実技指導として調理技術の指導を行いました。3月開催の講習会は初めての試みになりますが、生産者の方々との面談形式の相談会を開催しました。生産加工する際の疑問点や新しい加工品等のアドバイスなどをさせていただきました。これらの講習会にご参加いただいた皆様に少しでもお役にたてれば幸いです。
研究目的
福島県塙町で生産される農産物等を利用した加工食品を試作し、地方では気付くことが困難な商品の発掘及びその加工及びパッケージング等から特産品の開発を行う。
研究内容
- 加工食品に関する意識啓蒙活動
- 講演会を開催し、加工食品の取り組みについての意識を高める。
- 加工食品の開発
- 塙町で生産された農作物を利用した新規加工品の開発、レシピの提案。
- 新規加工食品の嗜好性調査
- 試食アンケートを実施し、嗜好性の調査検討を行う。
- 商品パッケージの提案、試作
- 販売商品についてのパッケージについて具体的なアドバイスを行う。
- その他、委託による試験調査
受託研究期間
平成30年度
受託研究担当者(役職等は平成30年度現在)
東京聖栄大学 食品学科
- 教授・学科長
- 荒木 裕子(代表者)
- 教授
- 筒井 知己
- 特任教授
- 佐々木 敬卓
- 准教授
- 吉田 光一
- 助教
- 山本 直子
- 助教
- 海老澤 隆史
- 助手
- 上浦 沙友里
講習会
塙町の特産品を利用した加工品の開発
- 塙町の特産品を利用した加工品の開発
- ハーブを用いた加工品の開発
- 野菜を用いた加工品の開発
- トマトの利用
- リンゴの利用
- サトイモの利用
- コンニャクの利用
- 大麦を用いた加工品の開発
福島県塙町復興支援と商品開発
- 福島県塙町復興支援と商品開発
- 渋柿を用いた加工食品の開発
- たけのこを用いた加工食品の開発
- えごまを用いた加工食品の開発
- ハックルベリーを用いた加工食品の開発