塙町産農産物等を使用した加工食品の開発(その8)
概要
福島県塙町は、平成15年より生産農家の所得向上と地域の活性化を図るため道の駅はなわを開設しています。本学は塙町の道の駅の活性化を支援するため、地場産の農産物を利用した魅力ある新規加工品を開発し、町の特産品化を図るとともに、既存の加工食品の見直しに協力してきました。この成果としてダリア球根の酢漬けやきんぴら、ダリア粉入りクッキー、そば、パン、パスタ、シュークリームの皮にそば粉を練り込んだそばシュー、脱脂エゴマ入りクッキー、脱脂エゴマ入りタルト、マフィンなどを提案しています。またこれら以外に塙町産ダリア粉の安全性についても報告書にまとめています。今回は塙町の伝統的な素材の機能性の検索とさらなる加工品の開発、市場化を企てるとともに、新規加工品製造のアイデア、加工品の品質管理、包装、流通等の知識についてもアドバイスなどをさせていただきました。
本学では、塙町の農産物、加工品の販売物がより良い商品になることを考え多方面からアクセスし、研究に取り組んできました。塙町、道の駅スタッフならびに関係者の皆さんに感謝、御礼申し上げます。塙町、道の駅のさらなる発展の礎になることを希望します。
研究目的
福島県塙町で生産される農産物等を利用した加工品を試作し、地方では気付かれない商品の発掘及びその加工及びパッケージング等から特産品の開発を行う。
研究内容
- 加工品に関する意識啓蒙活動
- 講演会を開催し、加工品の取り組みについての意識を高める。
- 加工品の開発
- 塙町で生産された農産物を利用した新規加工品の開発、レシピの提案。
- 新規加工品の嗜好性調査
- 試食アンケートを実施し、嗜好性の調査検討を行う。
- 商品パッケージの提案、試作
- 販売商品についてのパッケージについて具体的なアドバイスを行う。
- その他委託による試験調査
受託研究期間
令和元年度
受託研究担当者(役職等は令和元年度現在)
東京聖栄大学 食品学科
- 教授・学科長
- 北村 義明(代表者)
- 教授・学部長
- 荒木 裕子
- 特任教授(常勤)
- 筒井 知己
- 准教授
- 吉田 光一
- 助教
- 山本 直子
- 助教
- 高木 智弘
- 助手
- 近藤 麻由
- 助手
- 丸山 芙由子
講習会
竹パウダーの糠床への利用
塙町特産品の機能性解析
新規加工品の開発
福島県塙町復興支援と商品開発
- 福島県塙町復興支援と商品開発
- トマトジャム
- リンゴジャム
- ゆずジャム
- ハックルベリージャム