カリキュラム
「社会・環境と健康」「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」「食べ物と健康」の専門基礎3分野と「基礎栄養学」「応用栄養学」「栄養教育論」「臨床栄養学」「公衆栄養学」「給食経営管理論」「総合演習」「臨地実習」の専門分野を配し、管理栄養士としての基礎能力を十分に養い、より高度な専門性を習得できるように構成してあります。必要単位を修得して卒業すれば、管理栄養士国家試験受験資格、栄養士免許が得られます。また、教職に関する科目の単位を修得すると、栄養教諭(一種免許状)を取得できます。
臨床栄養学実習
臨床栄養学実習は、管理栄養士の資格取得を目指すうえで、とても重要な実習です。これからの管理栄養士は、献立や調理ばかりではなく、医療チームの一員として働いていく事が仕事になってきます。その一例が栄養アセスメントです。また、介護食器を用いた介護食の実習や経腸栄養などの非経口栄養の実習も行ないます。
病理学
医療チームの一員としての管理栄養士にとって、疾患の現代医学的概念と知識の修得は不可欠です。病理学では、疾病に至る原因、その結果、人体組織がどのように変化しているのかを学びます。高血圧症などの循環器疾患、呼吸器、消化器などの疾患や糖尿病などの疾病の概念、病因、病状を理解し、人体や各臓器の変化を理解していきます。また、診断と治療について理解するため、主要な臨床検査を取り上げ、その方法と正常値の意味及び異常値の解釈を解説します。
栄養教育論実習
講義で学んだ理論をもとに、実際にテーマを持ってグループごとに実習します。「食」を大事にし、「食」を通じて人々の幸福へとつなげるには、どのように支援したらよいのか。保健・医療サービスの担い手として、他の専門分野の人達と連携して栄養教育ができるか。自発的に学ぶ力を養い、人間性のある管理栄養士になれるよう、この実習を通して学びます。
臨地実習
臨地実習は、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論などの授業で学習したことを踏まえ、病院・保健所・特定給食施設等へ実習生として赴き、実践活動の場で管理栄養士の業務を体験したり、指導を受けることを通して、管理栄養士として求められる知識・技術を習得することを目的としています。