東京聖栄大学 教員 研究業績

氏名 風見 公子(カザミ キミコ) 性別 女性
所属 管理栄養学科 職位 教授
学位  
博士論文  
最終学歴 女子栄養大学大学院栄養学研究科実践栄養学修了(栄養学修士)
昭和女子大学大学院生活機構学専攻 博士後期課程 満期退学
資格 栄養士
管理栄養士
衛生検査技師
HACCP管理者
現在の研究テーマ 行動抑制機能操作による摂食量の検討
科学研究費助成事業「審査区分表」における研究分野の区分
小区分コード 小区分名
59040 栄養学および健康科学関連
90030 認知科学関連
職歴
年月事項
平成元年 4月~平成 3年 3月 学校法人東京健康科学学園東京健康科学専門学校栄養士科専任講師(給食管理、給食管理実習、栄養指導実習、小児栄養担当)
平成 3年 9月~平成 4年 7月 財団法人健康体力づくり事業財団 管理栄養士
平成10年 4月~平成15年 3月 女子栄養大学 豊かな食を拓く会講師
平成11年 4月~平成17年 3月 白梅学園短期大学福祉援助学科非常勤講師(家政学概論、家政学実習担当)
平成12年12月~ 国際ウエルネス研究所カウンセラーリーダー
平成13年10月~平成16年 3月 白梅学園短期大学専攻科福祉専攻非常勤講師(家政学概論、家政学実習担当
平成14年 4月~平成17年 9月 文京学院大学人間学部保育心理専攻非常勤講師(小児栄養学実習)
平成15年10月~平成17年 3月 東京健康科学専門学校栄養士科非常勤講師(給食管理実習)
平成16年 4月~平成17年 3月 小田原女子短期大学家政学科食物科学コース非常勤講師(栄養士基礎演習)
平成16年 4月~平成17年 3月 東京立正女子短期大学現代コミュニケーション学科非常勤講師(小児栄養)
平成17年 4月~平成22年 3月 学校法人食糧学院東京栄養食糧専門学校管理栄養士科専任教員(給食経営管理)
平成22年 4月~平成26年 3月 人間総合科学大学人間科学部健康栄養学科専任講師
平成26年 4月~平成28年 3月 人間総合科学大学人間科学部健康栄養学科准教授
平成27年 4月~平成28年 3月 人間総合科学大学大学院人間総合科学研究科心身健康科学准教授
平成28年 4月~令和 3年 3月 東京聖栄大学健康栄養学部管理栄養学科 准教授
令和 3年 4月~ 東京聖栄大学健康栄養学部管理栄養学科 教授
学会及び社会における活動
現在所属している学会 日本給食経営管理学会 理事(現在に至る)、日本臨床栄養協会会員 評議員(現在に至る)、日本健康学会 評議員(現在に至る)、日本体力医学会会員(現在に至る)、日本スポーツ栄養学会会員(現在に至る)、社団法人 日本栄養士会 正会員(現在に至る)、日本小児保健学会会員(現在に至る)、日本公衆衛生学会会員(現在に至る)、日本栄養改善学会会員(現在に至る)、日本栄養食糧学会会員(現在に至る)、日本心身健康学会(現在に至る)、日本食品保蔵科学学会会員(現在に至る)、「健康な食事・食環境(スマートミール)」(給食部門)認証に係る技術審査委員、「かつしかの元気食堂」推進協議会委員(学識経験者)、HACCP管理者認定委員会委員
著書(平成9年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  エスカベーシック栄養指導論同文書院) 共著 H24.04 同文書院 各論chapter1-ライフステージ別栄養指導 5成人期 6高齢期 各論chapter2-ライフスタイル別栄養指導1単身生活者 2スポーツ栄養(古畑 公、田中弘之編著、藤澤由美子、円谷由子、荒井裕介、岩瀬靖彦、笠原賀子、鈴木三枝、風見公子、服部富子、本田佳代子)
  栄養教育論演習 共著 H24.05 建帛社 2章栄養アセスメント、2-1栄養アセスメント~家族の栄養アセスメントをすることにより実態を知る~(アセスメント法とその活用法)、6章各ライフステージへの応用演習(3)学童への栄養教育、演習(4)成人への栄養教育(岡崎光子、響場直美、神田あづさ、風見公子、高橋章、古賀みのり、辻雅子、土屋ひろ子、角田伸代、坪田恵、寺澤洋子、長幡友美、馬渡一諭、三好恵子、山内恵子、渡邉純子)P.5~11,131~134
  給食実務必携 共著 H25.08 第一出版 栄養士・管理栄養士養成校及び就職して1~3年の栄養士に対して、給食経営管理のノウハウと関係書類の作成が出来るように考えられた本の編集に携わった。(飯田範子、鈴木三枝、風見公子、佐川敦子)
  子どもの食と栄養 共著 H26.08 中山書店 保育士向けの小児栄養。平成17年度乳幼児栄養調査等からみる乳幼児の食生活の現状、乳幼児の栄養アセスメント、朝食欠食弊害と対応、偏食の弊害と対応、噛まない子の問題と対応、孤食の弊害と対応、世界の子ども達の食生活―飽食と飢餓、授乳・離乳の支援ガイド、乳幼児の咀嚼機能の発達と食事提供、乳汁栄養 について記載した。(児玉浩子、太田百合子、風見公子、小林陽子、藤澤由美子)P.2~24,50~53,58~68
  スポーツを楽しむための栄養・食事計画 理論と実践 共著 H28.08 光生館 将来、食生活支援のプロフェッショナルとして活躍が期待される管理栄養士・栄養士養成校学生の「スポーツ栄養学」の教科書として作った。そのうち、第1部2.1基本の献立について記載した。(川野因、田中茂穂、目加田優子、熊原秀晃、水澤健、亀井明子、近藤衣美、風見公子、関根豊子、今井愛、麻見直美、砂見綾香、小久保友貴、小清水孝子、岩田純、横山友里、松島佳子、大和孝子、柴崎真木、金子香織、内野恵美、元永恵子)p.37~44
  給食経営管理論 共著 H30.03 (株)化学同人 ステップアップ栄養・健康科学シリーズとして給食のマネジメントを総合的に理解するために管理栄養士養成施設の学生対象に作成した。給食の経営管理の章を担当した。(宮原公子、細山田洋子、岩崎由香里、植松節子、風見公子、國本あゆみ、佐川敦子、田淵満子、西村一弘、藤原恵子、松井佳津子、森本恭子)P.19-37
  Nブックス 新版 給食経営管理論 共著 R02.07 建帛社 管理栄養士・栄養士養成課程教科書で、マネジメントに重きをおいて栄養・給食業務をとらえ、職場のリーダーとして必要な管理栄養士・栄養士に欠かせない理論を説いている。第6章食材料管理 p.79-p.91、第7章生産管理(調理)と作業管理 p.92-p.104を担当した。(岩井達、名倉秀子、松崎政三、上延麻耶、大池敦子、大中佳子、岡本節子、風見公子、斎藤長徳、西村一弘、西村智子、宮原公子、岡本恭子)p.79-p.91、p.92-p.104
学術論文(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  栄養介入による男子大学生長距離ランナーの貧血指標の改善
共著 H26.06 体力科学第63巻第3号 大学生アスリートは強度の高いトレーニングによる消耗と不適切な食事のため、貧血などの栄養素の不足が起きやすい状態であると考えられる。そこで男子大学生長距離ランナーに対するトレーニング期の栄養介入による貧血指標への効果を検討した。栄養介入は栄養教育と鉄、亜鉛、銅、セレンの4種の微量元素と11種のビタミンを総合的に摂取できる栄養機能食品の提供を2ヶ月間実施した。その結果、介入前と比較して介入期間終了後、血色素量、赤血球数、血清フェリチン、血清鉄の各値が有意に増加した。本研究の結果から大学生アスリートに対する栄養介入の必要性と栄養機能食品を活用した総合的な栄養補給の有効性が示唆された。(風見公子、芦田欣也、佐藤裕子、新居利広、風見昌利、大崎 栄、小林修平)p.313-321
紀要(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
校外実習・給食管理実習の効率的な習得方法検討のために―学生の食生活や料理作りの機会と学習状況の実態 共著 H17.03 小田原女子短期大学紀要 短期大学の2年生で給食管理実習を円滑に進めていくために1年生にどのような知識、生活態度、姿勢を持つようにするべきか、アンケート調査を行った。家庭で加熱調理も含めて食事作りに参加している者はそうでない者に比べて給食に関わる各科目のプログラムを受け入れやすくなる可能性が示唆された。(風見公子、辻ひろみ)p.42-47
給食施設における臨地・校外実習の現状と課題--臨地・校外実習生受託者を対象とする調査研究報告 共著 H22.04 昭和女子大学大学院生活機構研究科紀要 19

2008年、臨地・校外実習の受託者を対象として、給食施設56ヵ所における臨地・校外実習の現状と課題について検討し、以下の結果が得られた。
1.特定給食施設の届出状況は病院分野では全施設(100%)が届出していた。一方、事業所分野では臨地・校外両方を受託する施設(72.2%)、校外のみ受託する施設(43.7%)が届出したと回答していた。

2.委託給食の状況は、事業所分野は全給食施設のうち94.1%であった。一方、病院分野では全給食施設すべて(100%)が直営であった。

3.病院分野は管理栄養士が複数在籍し、事業所分野では管理栄養士有資格者が少なかった。また、栄養士、管理栄養士としての在職期間は明らかに病院分野の方が長かった。病院と事業所分野では、実習生に対する実習期間中の教育立案等にもその習熟度の相違が見られた。
4.養成校における実習前の教育内容について
臨地・校外実習でより学習成果を出す為に学校で身につけるべき内容として、実習担当者は学生の「姿勢」や「一般社会常識」などの基本的な事項をあげている。臨地・校外実習生全てに求められていることは、やる気・積極的な態度、仕事に対する心構え、聞こうとする態度、礼儀作法、言葉遣い、約束時間であった。「専門的知識及び技術」の中では食品衛生があげられた。病院分野の臨地実習においては人体の構造と機能、栄養学必須用語、献立作成実務能力、疾病別病態、臨床検査値の理解が要求されていた。
結論  給食施設における臨地・校外実習の課題として、養成側は実習に備えた実習前教育の充実が必要であり、実習先の実態に即した実習先の選択が実習生の教育効果を高めることが示唆された。(風見公子、鈴木三枝、渡辺満利子)p.65-80

大学生を対象とした農業体験を中心とする食育 共著 H24.03 人間総合科学大学紀要人間総合科学【第23号】 現在、日本は食料自給率が39%と低く、食の外部化が進み、農(生産物)と食(消費物)との乖離が進んでいる。このような中2005年に食育基本法が制定され、農業を中心とする食育(食農教育、教育ファーム、酪農教育ファーム、)が全国で実施されている。これらの対象者は幼児、学童が多く、大学生を対象としたものは少ない。文部科学省が進める教育関係共同利用拠点(農場)は大学生、大学院生を対象としており、農業体験を中心とする食育のフィールドとしての活用に期待が出来る。本研究においては、宇都宮大学農学部附属農場で「食と命のフィールド」実習に参加した学生達は、食べ物に対する命の重要さ、食の循環、感謝の念を学んでいることが示唆された。(風見公子、茂木秀喜、辻雅子、渡邊香緒里、村上香奈、桑田有)p.79-88
ブッフェ形式の料理に対する行動抑制機能操作による摂食量の検討
共著 H27.10 人間総合科学大学紀要人間総合科学【第28号】 先行研究でgo/no-go課題を用いた行動抑制機能の操作によって衝動的行動が減少し、それに伴い摂食量も減少することが報告されている。我々の研究においても、嗜好品であるチョコレートに対する行動抑制機能の操作を行い、直後のチョコレートの摂食量に影響がみられた。そこで本研究では、カレールウ等の料理の写真を用いた反応の遂行と抑制を必要とする簡単な認知反応課題であるgo/no-go課題を用いて、「遂行」「抑制」の条件付けを参加者に気づかれないように無意識のうちに条件付けの中で実施した。そしてその直後のビュッフェ形式の食事における摂食量に影響がみられるか検討した。その結果、カレールウに対する条件付けによる、その後のビュッフェ形式の食事の摂食量に大きな影響はみられなかった。今後さらなる研究を続けて行く予定である。
風見 公子、原 正美、白石 弘美、志賀 清吾、山中 健太郎p.59-62
医療従事者養成校の国家試験対策に関する検討-早期学習指導に有用な指標の検討- 共著 H27.10 人間総合科学大学紀要人間総合科学【第28号】 認知的スキル獲得が大学生の学習行動や学力に影響を与える可能性がある。自己管理スキル尺度が国家試験合格を目指す学生の目標試験に向けた早期の学習指導へ有用であるかを検討することを目的とした。結果、対象者において、3年次にSMS尺度を測定し、因子分析を行ったところ、「否定的思考コントロール力」「創造的思考力」「意思決定力」の3因子を潜在的共通因子として抽出した。これらは、本学内の試験を用いた国試対策において不合格となる学生を早期に発見し、フォローアップに有用な指標となり得ることが示唆された。
佐藤裕子、鈴木盛夫、鈴木克麻、風見公子、小林修平p.49-52)
保護者の食に関する意識は子どもの食生活にどのように影響を与えているか(筆頭論文) 共著 R3.3 東京聖栄大学紀要【第13号】 幼児期の食生活は保護者の食に関する意識や知識、食行動に大きく影響されると言われている。そのため食育は幼児のみではなく、保護者にも実施することが重要である。著者たちは、大学附属幼稚園で2016年~2019年の4年間、5歳児クラスの保護者に食生活調査を実施した。その結果、食事を楽しみにしている子は、そうでない子と比較し、食生活が概ね良好だった。一方、栄養バランスを考慮していた保護者は、そうでない保護者に比較し、その子どもは野菜、果物、肉・魚・卵・大豆の摂取頻度が高く、朝食は主食・主菜・副菜が揃っている率が高かった。子どもの食に困っている項目には差はみられず、食事中に注意する項目は、食べる姿勢や好き嫌いなどが高かった。子どもに現在をいきいきと生き、かつ生涯にわたって健康で質の高い生活を送る基本として食を営む力を育てるためには、幼児のみではなく、保護者への教育は必須であり、我々、食に関わる職業人は、それをサポートしていく必要がある。風見公子、小林陽子p.1-13
口頭発表(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  事業所給食における顧客情報の分析と栄養管理4.栄養管理媒体に対する関心度と食事の選択情報 共著 H17.09 第52回日本栄養改善学会 第4報では有効な料理選択型教育を行う為に第一段階として、食事の量の自己管理を目指した媒体を掲示し栄養教育媒体への関心度と料理の選択状況について検討した。結果、媒体を見た人の割合は全体の22.1%と低く、また、主食・主菜・副菜の揃っている割合やその他の項目でも、媒体を見た人、見ない人では殆ど差がみられなかった。今後短期間ではなく、継続的に栄養教育を行い、評価を行っていきたい。(服部妙子、嶋津恵子、井澤三十二、風見公子、堀端薫、太田和枝)
  事業所給食における臨地・校外実習生の意識の調査―受け入れ施設の今後の対応を視野に入れ― 共著 H17.09 第52回日本栄養改善学会 臨地・校外実習生を受け入れる為の効果的な実習内容の検討資料とすることを目的に実習生108名を対象に意識調査を行った。専門学校、短期大学、大学で実習目的や学習出来たことについて差がみられた。(嶋津恵子、井澤三十二、、服部妙子、風見公子、堀端薫、太田和枝)
  事業所給食での視覚におけるメニュー選択性と食事バランスのつながり~効果的な栄養管理の取り組みに向けて~ 共著 H18.09 第53回日本栄養改善学会 コントラクト経営の事業所給食施設において皿の色などの視覚に関する情報が喫食者の食事選択性にどのように関わっているのか、今後の栄養管理に役立てる事を目的として調査を行い、皿の色と食事選択状況について検討を行った。(嶋津恵子、井澤三十二、神保雅彦、服部妙子、風見公子)p.181
  定点観察による保育園1歳児クラスでの食事能力の発達第1報食事の自立性・食具・環境への適応の発達 共著 H18.09 第53回日本栄養改善学会 幼児前期の食事能力は極めて多面的にまた急速に発達する。本研究は板橋区との共同研究によって、板橋区立の全保育園で1年間に渡って1歳児クラスの幼児の食事能力の発達を担当保育士により観察したものである。第1報では食事の自立性・食具の扱い・食事環境への適応性の発達について1歳児クラスの幼児がどの月齢でどの程度発達していくのか、またその月齢差の個人差はどの程度あるのか確認した。(柳沢幸江、田原喜久江、風見公子)p.413
  定点観察による保育園1歳児クラスでの食事能力の発達 第2報食嗜好・食べ方・介助内容調査 共著 H18.09 第53回日本栄養改善学会 本研究は第1報に引き続き板橋区との共同研究によって、板橋区立全ての保育園で1歳児クラスの園での昼食状況を1ヶ月に2回の定点観察によって各料理の嗜好・食べ方・保育士による介助内容を調査したものである。1歳児クラス児の食べ方の特徴、嗜好性、保育士の介助、さらに1年間のこれらの発達を把握することを目的とした。1歳児クラス児には「自分で食べやすい料理」にするための調理方法、食材、味付け、盛り付け方等を工夫し、提供することが重要であると考えられた。(風見公子、柳沢幸江、田原喜久江)p.414
  事業所給食施設における生活習慣病一次予防への取り組み 共著 H19.09 第54回日本栄養改善学会 委託経営の事業所給食施設において競合化激化の中、経営の効率化が要請され、喫食者の満足度を得ることも重要な課題の一つである。カフェテリアスタイルで自由な選択が出来る反面、嗜好に偏った選択や生活習慣が与える身体影響は大きい。事業所の健康管理の一貫として社員の健康増進、健康に関する意識の変化、や生活習慣の改善、検査値の改善を図ることを目的とした。委託運営における事業所給食において、個別管理に至るまでの健康管理面に対する道は開かれていないことが多いが、本施設で行ったイブニングセミナー、個別指導の事例について検討した。(嶋津恵子、風見公子)p.217
  事業所給食施設における精算システムの変更に伴う影響について1.喫食者の購買行動における検討 共著 H19.09 第54回日本栄養改善学会 事業所給食の運営を受託する施設において、クライアント側の要望により、カウンターにて料理毎にIDカードリーダーを通し精算するID個別精算システムから食器にICタグいは見られず、結果的にはスムーズな導入ができたことを埋め込み、食後にオートレジにて一括精算を行うシステムに変更した。第1報では精算システムの導入が喫食者の購買行動に与える影響について検討した。今回のシステム変更において、喫食者側からの意見の中で苦情は少なく、また、客単価においても違が示された。今後は変更に伴い、増えたメニューアイテム数により栄養管理面での検討も重ねていく必要がある。(風見公子、嶋津恵子、井澤三十二、神保雅彦)p.181
  事業所給食施設における精算システムの変更に伴う影響について2.食堂従業員における検討 共著 H19.09 第54回日本栄養改善学会 第2報では、精算システムの変更に伴う食堂従業員の業務及びそれに付随してコントラクト側で変更を加えたことがどのようなメリット・デメリットがあるか確認し今後の給食実務を円滑に行い、従業員教育に役立てることを目的とし検討した。精算システムの変更によって、食堂従業員業務にはメリットだけではなく、デメリットも見られた。今回の調査は従業員の意識も確認できる事が出来、今後の従業員教育においても有効であった。(嶋津恵子、風見公子、井澤三十二、神保雅彦)
  事業所給食における臨地・校外実習生受け入れの為のカリキュラム検討(第1報)学生の意識調査 共著 H19.11 第3回日本給食経営管理学会 事業所給食施設では管理栄養士・栄養士養成校における臨地・校外実習の内容とし、給食運営分野と給食経営管理論分野を履修することが出来る。事業所給食分野では臨床栄養学に比し、研究が少ない。第1報では実習生受け入れの為のカリキュラム検討を目的とし、提供することが重要であると考えられた。実習に対し管理栄養士、栄養士を目指す学生がどのような目的意識を持ち、どのような成果を得たか過去2年間の実習生のアンケート調査を行い検討した。養成校側では給食の運営分野を当施設に臨んでいるのに対し、学生が実習において得たい望む内容は栄養士のマネジメント等の給食経営管理論分野も含まれていた。(風見公子、嶋津恵子、岡崎ひとみ、鈴木三枝)p.38
  事業所給食における臨地・校外実習生受け入れの為のカリキュラム検討(第2報) 共著 H19.11 第3回日本給食経営管理学会 第1報のアンケート結果をもとに、実習カリキュラムの評価を行い、2度目のカリキュラム編成を行った。学生の実習前後におけるアンケートの結果より、学生のニーズに合わせたカリキュラムのあり方を検討することを目的とし、事例とともに発表を行った。(嶋津恵子、風見公子、岡崎ひとみ、鈴木三枝)p.39
  給食会社における特定健診・特定保健指導制度への対応~産業医・保健師・管理栄養士三者協働のアプローチ~ 共著 H20.09 第54回日本栄養改善学会 現在多くの社員食堂においてカフェテリアスタイルでの自由選択が主流となっているため、嗜好に 偏った食事 が体に及ぼす影響は大きく、喫食者の料理選択型教育及び メタボリック対策に適したメニューの開発が課題である。 事業所給食施設の委託化が進む中、本研究では委託給食 施設が企業側の産業医・保健師と協力をしてできる支援方法の確立を目的と してプログラムの検討を行った。三者協働のランチョンセミナー、を行った。イブニングセミナーについても発表した。(島津恵子、風見公子、鈴木三枝、井澤三十二)p.178
  管理栄養士・栄養士の臨地・校外実習における現状及び方向性の検討 共著 H20.10 第67回日本公衆衛生学会 管理栄養士・栄養士養成の違いにより、産業分野、病院分野でどのような違いが見られるか現状を把握することを目的とする。 結果として病院に比し、産業は施設、業務内容、実習担当責任者により違いが見られる。そのことは、施設により実習カリキュラムに差があるのではないかと考えられれる。また、病院に比し、管理栄養士・栄養士の人数が少なく、業務の負担が大きく、実習生に対応する時間の確保も難しい施設もあるように感じた。養成校より、基本的実習項目の提案をしていくことの必要性を感じた。 新たに栄養士会で改正が見込まれるコア・カリキュラム等も見据えて、今後は校内における事前・事後指導の方法、実習担当責任者との連携等について検討していきたい。 (風見公子、神保恵子、鈴木三枝)p.599
  給食施設における盛りつけ作業時間と作業精度の検討 共著 H20.11 第4回日本給食経営管理学会 給食施設において、限られた時間と人員の中で効率良く且つ精度の高い作業を行うことは大きな課題である。調理スタッフのパート化が進む中で、盛付け作業については特に熟練度や個人の能力による差が出やすいと言われている。本研究では、盛付け作業の分析を行い、標準化を行うことを目的とした。本施設では、栄養士免許取得のための臨地・校外実習生を年間130人程度受け入れているため、盛付け作業の中に実習生をどのように位置づけるべきかについても同時に検討した。今回の調査より、盛付け作業精度は経験年数によって差が出やすいということが確認できた。 パート従業員の中でも、1年未満の経験年数の者と実習生では時間や重量の充足率などにおいて同じレベルであることが考えられた。 実習生が盛付け作業に携わる際は、3年以上のパート従業員が加わることで、時間の短縮が期待できる。(嶋津恵子、風見公子、井澤三十二、鈴木三枝)p.43
  保護者の食行動が園児の食習慣に及ぼす影響 共著 H21.09 第56回日本栄養改善学会 近年、保育所における給食に対する保護者の要求は大きくなっており、新たな保育指針においても食育の推進を図ることが求められている。就学前の子どもの食習慣形成(しつけ、嗜好、子どもの発育・発達に合わせた食事の質と量)は保護者に依存している為、保護者への食育が大きな意味を持つ。保育園に通園する子どもを持つ保護者の食事づくりに対する意識が子どもの食習慣にどのような影響を与えているかを調査し、保護者に対する食育のあり方を検討することを目的とした。「あなたは食事食事を作るのが好きですか?」の問いにあまり好きな方ではない184人15.1%、苦痛である33人2.7%と答えており、これらの回答者は惣菜、冷凍食品、弁当、コンビニのおにぎりやサンドイッチを利用している頻度がすごく好き、普通と答えた保護者より有意に高かった。(小林陽子、風見公子、鈴木三枝、神保恵子、堀内菜緒子)p.251
  企業におけるTHPへの取り組み~給食を媒体とした効果的な栄養・食事管理を目指して~ 共著 H21.10 第68回日本公衆衛生学会 社員食堂の運営は多くの場合委託化されており、給食を媒体としたTHPに取り組む為には受託給食会社側と企業側との連結が不可欠であると考える。この取り組みが特定保健指導対象者の削減につながることを目的とした。企業におけるTHPを確立する上で食支援体制を整備することは不可欠である。社員食堂の多くが委託化されている中、受託給食会社側の管理栄養士が企業側と連携を取ることでより効果的な支援体制を作ることが可能である。今後は、喫食者のニーズに合わせたメニューの開発を行っていくとともに、給食を媒体とした料理選択型教育を継続的に行っていく必要があると考えられる。次年度の事業として、より効果的な支援を行うためにメタボリックシンドローム予備軍対象者を中心に食物摂取頻度調査を行い、半年間の集団指導及び個別指導を実施、評価を行う。 (神保恵子、風見公子、高安令子)p.359
  給食施設における盛付作業時間と作業精度の検討(第2報) 共著 H21.10 第5回日本給食経営学会 給食施設において、限られた時間と人員の中で効率良く且つ精度の高い作業を行うことは大きな課題である。  調理スタッフのパート化が進む中で、盛り付け作業については特に熟練度や個人の能力による差が出やすいと言われている。第一報では、主菜とセットで提供する小鉢において各メニューにおける盛付け従事者数及び盛付け所要時間、盛付け秤量調査の結果を分析し、経験年数等を加えて検討した。本研究では、1年経過後の作業精度の変化、個人の意識及び性格や運動能力を加え、より深く検討を重ねることを目的とした。第一報の調査より、盛付け作業精度は経験年数1年を経ることでアップするということが確認できた。1年後の結果では、目標量に対する充足率に大きな相違は見られなかったが盛り付け重量のばらつきが小さくなっていることが確認できた。敏捷性などの運動能力が盛付け充足率と、1分間当り処理個数等の数値と相関性があるか検討したが、有意差は確認できなかった。運動能力よりも経験を積むことで盛り付け精度のアップが期待できると考えられるが、今回行ったようなルーチンワークに対しての評価だけでなくその他の作業とも検討を重ね、総合的に判断したい。個人の性格を診断するために簡単な意識調査を行ったが、今回の調査からは結果に結び付かなかった。調査項目を増やし、今後の調査継続課題としたい。今後も安全衛生管理に重点を置き、精度の高い作業管理と従業員教育を行い、顧客満足度アップにつなげていくことを目標とする。(神保恵子、風見公子)p.28
  大学生におけるスポーツ選手のための 栄養管理に関する検討 共著 H22.05 第64回日本栄養・食糧学会総会 スポーツ選手の栄養サポートを行う際には、競技特性を理解した上で選手個々人の体格や体調、トレーニングの時間や内容、期分け、トレーニング環境、食事環境などさまざまな条件を考慮して実施することが大切である。特にスポーツ選手におけるエネルギー需要量と食事量のバランスを把握することは重要であることが指摘されている。スポーツ選手は日常生活の維持増進に加えて、競技能力の獲得には食事管理が重要な意味を持つ。そこで、本研究は大学陸上競技部・長距離に所属する学生を対象として、食事及び生活活動調査結果に基づき、スポーツ選手のための栄養管理の指標を得ることを目的とする。 本研究では、エネルギー消費量がエネルギー摂取量を上回る対象者には、たんぱく質を摂取することが、エネルギー摂取量及び鉄やその他の微量栄養素を摂取することにつながることが示唆された。(風見公子、渡辺満利子)   
  大学における長距離選手を対象とするパフォーマンス向上の為の栄養サポートプログラムの検討 共著 H22.09 第75回日本民族衛生学会総会 長距離走大学選手を対象として、栄養サポートプログラムのための栄養教育法およびベースライン調査法の検討を目的とした。調査方法は臨床検査、血液生化学検査及び身体測定、体力測定、食事調査、生活活動調査、生活習慣調査、体調・確認管理調査、POMSからなり、鉄の摂取、乳酸菌の服用を実施し、パフォーマンス向上を目指すプロトコールを発表した。(風見公子、渡辺満利子)
  給食施設における盛付作業時間と作業精度の検討(第3報) 共著 H22.10 第6回日本給食経営管理学会学術総会 給食施設において、限られた時間と人員の中で効率良く且つ精度の高い作業を行うことは重要な課題である。第1報、第2報に続き、本研究では、分析する小鉢の種類を増やし、小鉢盛付全般の作業管理における効率的な人員配置の検討及び個々の小鉢の盛付目標時間設定のため、盛付作業時間と作業精度を検討することを目的とした。調査対象者延べ156人の結果を分析した。(神保恵子、風見公子、鈴木三枝)P.23
  給食経営管理実習におけるマーケティング調査~喫食者の給食価格に対する意識~ 共著 H23.10 第7回日本給食経営管理学会学術総会 学内の給食経営管理実習での販売価格350円が適当であるか、喫食者の価格へ与える影響を生活習慣から確認することを目的とした。「本日の給食の価格を自分で設定するならばいかうらにするか。」に対し、平均価格は学生417円、教職員450円であった。さらに普段から昼食予算額は学生は300円以内が多く、教職員は300~500円が多かった。また食事に求めるものは、1位おいしさ61%、2位安さ21%、ボリューム9%であった。全8回の実習を通して、前半350円が妥当と考えるのに対して後半になるにつれて、価格の幅が上下に広がり、価格のばらつきがみられるようになった。これは実習が進むにつれて、学生の調理技術の向上や提供までの食事計画及び準備期間が整い、喫食者の求めるおいしさが提供できたまた、喫食者の目が肥えたためと考えられる。今後の管理栄養栄養士養成施設における学生の課題として、食事計画能力、調理記述の向上が上げられる。(斉藤弘樹、風見公子、山下恵理、斉藤芳淑乃、白石弘美)p.28
  家畜を中心とする食育フィールド実習が管理栄養士養成課程学生に及ぼす心理的影響と食行動の変容について 共著 H24.09 第59回に本栄養改善学会総会 食育フィールド実習は、1「食」を生産の立場から考える。2命のつながりを考える。3食物連鎖と地球環境を考える。4食育実践力を高めることを目的として実施されている。その実習を通し、家畜を中心とした食育フィールド実習が管理栄養士養成課程学生にどのような心理的影響を与え、学生達の食知識・食意識・食行動に変容がみられるか検討することを目的とした。本発表では、自由記述の「食べ物」が事前教育、食育フィールド実習終了時、報告会においてどのような変化がみられたか、KJ法を使用して試みた。食育フィールド実習を通し、「食べ物」とは、自然・人による産物であることを理解し、食物連鎖を通した命の重要性を確認し、生きていくうえで重要であることに気付き、心の動きとして、人生の豊かさと感謝の念を持つようになる。2泊3日の食育フィールド実習は心を育てるうえでも有効であった。(風見公子、茂木秀喜、辻雅子、渡邊香緒里、村上香奈、居城幸夫、長尾慶和、高橋行継、桑田有p.234)
  大学女子バレーボール選手のコンディショニングを志向した栄養教育の検討 共著 H24.09 第59回に本栄養改善学会総会 大学生女子バレーボール選手のパフォーマンス向上を目指す、栄養サポートの有効的な手段の検討を目的とする。栄養サポートを通じて選手の生活習慣及び食生活の行動変容を促し、より良いコンディショニングに導けるよう、管理栄養士と連携し、栄養サポートを実施した。調査時期および調査項目:①2011年1月、N大学女子バレーボール部12名を対象に、生活習慣、及び栄養調査、血液検査、身体計測、POMSによる主観的疲労度の調査、②2011年12月、14名を対象に、試合期における選手のコンディショニングの確認、③2012年1月初旬、14名を対象にオフ期のコンディションニングの確認、②③の調査項目は①の項目+唾液アミラーゼによるストレス調査。栄養教育:管理栄養士を講師として2011年1月より個人指導1回、集団指導3回、メールでは随時実施した。2011年1月の栄養調査の結果では、国立スポーツ科学センター(JISS)による、「アスリートを対象とした1日エネルギー必要量」を満たしている選手は3名(25%)であった。炭水化物、たんぱく質、カルシウム、食物繊維においても摂取量の不足が認められた。血液検査においては貧血傾向が2名(16.7%)みられた。2011年1月と12月の値を比較検討した結果、身体組成値は体脂肪率が有意に減少し、体重、体脂肪量の値においても、減少傾向を示した。血液検査では、RBC、Hb、Hct、MCV、TP、Alb、血清鉄の値は有意な増加が認められた。栄養学的所見から、栄養教育介入による貧血傾向の改善が期待できる結果となり、さらに、体重、体脂肪率、体脂肪量の減少の結果を踏まえ、栄養教育の介入による選手達の食事意識の変化がうかがえた。他の調査項目についてもさらなる検討を加えることとした。(松尾 絵梨子、小池 勝也、風見公子
  給食管理の立場からみた大学生の食生活の現状について 共著 H24.11 第8回日本給食経営管理学会総会 学生自身の食生活の現状と生活の実態を把握し、学生の生活状況の問題点を明らかにすることを目的とした。
対象者は、人間総合科学大学健康栄養学科1年生84名、4年生34名。計116名。調査時期は平成23年7月~11月、調査項目は食事内容のビジュアル調査、食生活・環境アンケート調査。本結果より4年生になっても食生活全般すら自己管理できない現状が考えられる。そして管理栄養士は"食育"を推進する立場であり、卒業後は社会に対する"食育"を担う責任がある。今回の結果より自己管理能力を含めた総合マネジメン能力を、管理栄養士養成機関で養う必要性があると感じた。そして、卒業後の健康・栄養の専門職として自分自身の正しい食習慣形成や、生活習慣病予防の健康・栄養教育が実践できる能力が重要であると認識した。 (吉田 裕人、風見公子、山下恵理、西條 友理、白石弘美)
  家畜中心の農業体験が大学生に与える心理的な影響 共著 H25.02 第16回日本心身健康科学学会集会 【目的】家畜を中心とした農業体験が管理栄養士養成課程学生にどのような心理的影響を与え、学生達の食知識・食意識・食行動に変容がみられるか検討することを目的とした。【方法】研究対象:管理栄養士養成課程3年生。対象者の内、宇都宮大学附属農場の食育フィールド実習(2011年10月8日~10日)参加群23名、食や食行動等についての意識を調査するため、「食べ物」「農業」「生命」「環境」についての自由記述を実施した。【結果】自由記述データーをKJ法により分類した。その結果、「食べ物」は「生きていくうえで重要なもの」「心の動き」「自然・人による産物」「命」「食物連鎖」というカテゴリーが抽出された。自分たちの手元に届いている食べ物は「命」であり、自分たちの「生きていく」を支えるプロセスによって届けられているものは「命」であると認識されるようになっていると考えられる。よって、「命をいただいて感謝するもの」という記述の通り、「命」への感謝という心の動きが見られた。さらに、自然界では、食物連鎖によって命が巡っていると認識されたとが示唆された。その他の分類についてもさらなる解析検討を行った。【結論】食と命のフィールド実習において、食物は命であることを学生は認識した。(風見公子、村上香奈、茂木秀喜、辻雅子、渡邊香緒里、桑田有P.8)
  行動抑制機能の操作による嗜好品摂取量の変化 共著 H25.10 第34回日本臨床栄養協会総会 反応の抑制を必要とするGO/NOGO課題を用いてチョコレートに対する行動抑制機能の操作を行い、直後のチョコレートの摂食量に影響がみられるか、その影響は、性別により違いが見られるか、他の菓子にも影響するのか、を調べることを目的とした。その結果、チョコレートに対しての行動抑制を行うチョコレートNOGO群で、チョコレートの摂食量が、男子では減少し、女子では逆に増加した。チョコレートへの嗜好性は摂食量に関係していたが、条件との交互作用はなく共変量として作用していた。(風見公子、山中健太郎、志賀清吾p.152)
  嚥下困難者に適した調理法と物性の検証-ユニバーサルデザインフードとの比較ー 共著 H25.11 第9回日本給食経営管理学会学術総会 近年、わが国は超高齢化社会を迎え、介護・栄養は重要な課題である。本研究では主に高齢者に的を絞り、「介護食レシピ本」を参考に、嚥下・咀嚼に適したレシピを再現した。物性測定により、嚥下・咀嚼に適した調理方法を明らかにするとともに、在宅介護者が取り組みやすく、家庭にある身近な材料で手軽に調理することができる嚥下食の調理法を提案することを目的とした。主食の物性測定の結果を軟らかい順に並べると、1位:スベラカーゼを用いた全粥、2位:宮源の粥ゼリーの素、3位:全粥、4位:鍋で炊飯した全粥などの結果となった。また、単品料理については調味料、及び油脂は凝集性を高めるだけでなく、素材に浸透することで物性を変化させる効果があることが判明した。一日の栄養価の合計ではPFC比は17.5%:22.7%:59.8%であり、推定平均必要量、推奨量、目標量において望ましい栄養素量を満たすことが出来た。一方、カルシウムは男性の推定平均必要量、女性の推奨量に達することは出来ず、エネルギーは368kcalの不足であった。その原因として食物繊維の栄養素量が著しく低いことからも、主に副菜の数が不足していることが考えられる。(加藤由紀子、風見公子、小島彩、山下恵理、白石弘美P.41)
  大学陸上競技選手の食物摂取状況と不定愁訴の基礎的調査 共著 H26.07 第1回日本スポーツ栄養学会 トレーニングによる過負荷-超回復を繰り返す過程で、回復の遅れは疲労蓄積による不調やスポーツ障害の原因となる。陸上競技選手の栄養マネジメントの一環として、食物摂取状況と不定愁訴に関する基礎的調査を行うことを目的とした。N大学陸上部男、子単距離16名、跳躍11名、投擲8名、女子短距離・跳躍6名を対象に調査は2013年12月の冬季期間に行った。対象41名のうち、19名において朝夕2食は寮食、昼食は個人食であり、それ以外は自宅16名、一人暮らし6名であった。7日間の食事記録と写真を提出させ、「エクセル栄養君」「ffqgver.3.5(建帛社)」を用いて栄養価計算をおこなった。食品群別の摂取頻度の監督は主に管理栄養士。栄養士が実施した。不定愁訴は体調に関すること、陸上選手に生じやすいスポーツ障害、心理的ストレスなど16項目と自由記から述複数回答により調査した。不定愁訴全般に炭水化物摂取量、とりわけ、腰痛・背筋痛にたんぱく質および炭水化物摂取量が関与している可能性が示唆された。技術の習得不足、練習量・強度、休養不足、原料中など様々な要因が不定愁訴に関係していると考えられる。今後。多面的なアプローチによる個々の目的に応じた改善により、不定愁訴を減らすことがパフォーマンスの向上につながると考えられる。(難波秀行、湊久美子、田中由佳里、風見公子、松本恵、森長正樹、小山裕三p.63 )
  go/no-go課題を用いたバイキング方式の料理に対する行動抑制機能の操作による摂食量の変化 共著 H26.10 第35回日本臨床栄養協会総会 【目的】本研究では、5種類の料理の画像を用いたgo/no-go課題による行動抑制機能の操作によって、その後のバイキング方式の食事における食物摂取の量が変化するかを調べることを目的とした。【方法】本研究には同意を得た女子大生45名が「PCを用いた簡単なゲームが味覚に及ぼす影響」を調べる研究として参加した。数種類の質問紙と身体計測の後、PCを用いてgo/no-go課題を実施した。go/no-go課題ではモニター中央に提供した5種類の料理の写真のいずれかがランダムな順序で提示され、参加者にはその4隅のどこかに緑の丸が出現したらマウスを即座にクリックし(go)、赤の丸が出現したらクリックしない(no-go)ように指示した。このとき実は1/3の参加者ではご飯画像とともに常に緑(ご飯go操作)、別の 1/3の参加者では常に赤(ご飯no-go操作)、残り1/3の参加者はご飯画像に対して赤と緑50%ずつ(操作なし)が呈示さるようになっていた。その後、5種類の料理をバイキング方式で自由にとらせ、参加者に気付かれないように皿ごとに盛り付けた料理の重量を測定した。その後、食事を食べながら味覚調査をしてもらい、終了後に残量も測定し、摂食量を調べた。【結果】バイキング方式の食事におけるご飯の摂取量は、146.1±74.6g(ご飯go操作)、187.9±74.3g(ご飯no-go操作)、180.9±80.8g(操作なし)で、一元配置の分散分析では有意な主効果は認められなかった。さらに、他の4種類の料理の摂取量の分散分析でも、条件の有意な主効果を認めなかった。【結論】go/ no-go課題を用いたご飯に対する行動抑制機能の操作では、バイキング方式の食事の摂取量に有意な影響を及ぼさなかった。この結果は、チョコレートを用いた同様の先行研究とは異なるものであった。今後嗜好性の高い料理でも検討を重ねる予定である。(風見公子、原正美、白石弘美、山中健太郎、志賀清悟 p.153)
  新調理法を用いた美しい介護食の物性検証 共著 H26.11 第10回日本給食経営管理学会学術総会 高齢者の摂食・嚥下機能障害による低栄養が問題となっており、それに対応した介護食が多数開発されている。本研究では、新調理法である凍結含浸法、クックチル、真空調理で作成したメニューの見た目、食味だけでなく、物性に着目してそれらの相違点を確認することを目的とした。介護食で好まれる筑前煮、酢豚、鯖の味噌煮を凍結含浸法、クックチル、真空調理の3方法で同一条件下に調理し、見た目、食味ともに調理後速やかにTAKETOMO TENNSIPRESSER My Boy Ⅱで物性を測定し比較した。凍結含浸法では、素材としてごぼう、たけのこ、れんこん、にんじん、鶏肉、さばんついても物性測定した。凍結含浸法では見た目は最も美しく仕上がるが、調理の未熟さもあり硬さや味の調節が難しかった。介護食作成には、美味しさや食味だけではなく物性の相違点などを考慮し安全性に配慮した。新調理法の技術や特徴を熟知する必要がある。(小島彩、風見公子、白石弘美p.33)
  食物の写真を用いたgo/no-go課題がその後のビュッフェ形式の食事の摂食量に与える
影響
共著 H27.10 第36回日本臨床栄養協会総会 目的】我々の研究では、反応の遂行と抑制を必要とするgo/no-go課題を用いて嗜好 品であるチョコレートに対する行動抑制機能の操作を行い、直後のチョコレートの摂食量に影響がみられた。そこで次に料理の写真を用いて2つの研究を実施した。そしてその直後のビュッフェ形式の食事における摂食量に影響がみられるか検討した。【 方法】本研究には同意を得た女子大生45名と48名が「PCを用いた簡単なゲームが味覚に及ぼす影響」を調べる研究として参加した。数種類の質問紙の後、PCを用いてgo/no-go課題を実施した。go/no-go課題ではモニター中央に提供した5種類の料理(白飯 、麻婆豆腐、スクランブルエッグ、サラダ、ゼリー)と4種類の料理(白飯、カレールウ、サラダ、ゼリー)の写真のいずれかがランダムな順序で提示され、参加者には その4隅のどこかに緑の丸が出現したらマウスを即座にクリックし(go)、赤の丸が出現したらクリックしない(no-go)ように指示した。このとき実は1/3の参加者では標的画像(1回目は白飯、2回目はカレールウ)とともに常に緑(go操作)、別の 1/3の参加者では常に赤(no-go操作)、残り1/3の参加者は標的画像に対して赤と緑50%ずつ(操作なし)呈示した。その後、ビュッフェ形式で自由にとらせ、参加者に気付かれぬよう皿ごと盛り付けた料理の重量を測定した。その後、食事を食べながら味覚 調査をしてもらい、終了後に残量も測定し、摂食量を調べた。【結果】ビュッフェ形式の食事における標的画像の料理の一元配置の分散分析では有意な主効果は認められ なかった。さらに、その他の料理の摂食量の分散分析でも、条件の有意な主効果を認めなかった。【結論】go/ no-go課題を用いた標的画像の料理に対する行動抑制機能の操作では、ビュッフェ形式の食事の摂取量に有意な影響を及ぼさなかった。この結果は、チョコレートを用いた同様の先行研究とは異なるものであった。(風見公子、原正美、白石弘美、志賀清吾、山中健太郎)
  特養における常食化の取り組みとQOLの向上 共著 H27.11 第11回日本給食経営管理学会学術総会 高齢者施設で摂食・嚥下機能障害による食事の経口摂取は刻み食、ペースト・ソフト食対応が日常化しており、QOLの面から介護食に注目が集まっている。入所者様のQOLを考慮し、食事の経口摂取を可能にすることで、「よりヒトらしい生活」を送ることを目的とし、野菜の切り方や加熱時間などの工夫による食べやすい常食(常食B)を考案した。早期の段階で口腔ケア、水分ケア、食機能訓練を取り入れることで、刻み食や経鼻・経腸栄養から脱却して常食Bを喫食できることが、入所者様のQOL向上に貢献している可能性があると推察した。
藤田大祐、風見公子、嶋中智恵子、白石弘美p.36
  長期に継続して乳和食を摂取した女子バレーボール競技者の身体機能、食生活面の変化について 共著 R5.8 第31回体力・栄養・免疫学会大会 乳和食は牛乳を和食も調理に使用し、食品をおいしく、栄養的に改善する調理法であるが、乳和食の効果をアスリートで確認した研究はない。そこで、乳和食の介入で身体機能、食生活面等で変化が見られるか確認することを目的とした。大学女子バレーボール選手を乳和食群と和食群に無作為に分け、令和4年8月~12月の計112日間、1日2食、計224食提供した。介入前後の身体機能面。食事面、睡眠、ストレス等を比較検討した。 風見公子、松尾絵梨子、桑田有等p.40
ポスター発表(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  管理栄養士・栄養士養成のための臨地・校外実習に関する調査 共著 H21.10 第68回日本公衆衛生学会 平成12年栄養士法の一部改正に伴い管理栄養士の免許制、国家試験受験資格 の見直しが行われた。その後のカリキュラム改正では、専門的知識及び技術を有する 管理栄養士養成が提示され、その実習は「臨地実習」と呼称が変更され、実習内容の 充実・強化が示され、臨地・校外実習は重要な位置づけとされている。本研究は、管理栄養士・栄養士養成のための実習に関する調査を行 い、効果的養成カリキュラム構築の指標を得ることを目的とした。1.特定給食施設の届出状況は病院分野は全施設届出に対し、事業所分野では、臨地・校外両方を受託する施設での届出率は72%、校外のみ受託する施設のそれは約44%と少なかった。2.委託給食の状況は、事業所分野は全給食施設のうち94.1%に対し、病院分野では全給食施設すべてが直営であった。3.病院分野は管理栄養士が複数在籍し、事業所分野では管理栄養士有資格者が少なかった。4.病院分野の実習担当責任者の勤務年数は平均10年以上であるのに対し、事業所分野では平均5年未満であった。5.実習受託者が要求する事前教育内容は、"積極的態度"、"言葉遣い"、"礼儀作法"が高かった。本研究において、臨地・校外実習受託者は、養成校での事前教育として、実習生の"積極的態度"、"言葉遣い"、"礼儀作法"など基本的態度の備えが希求されていることが認められた。 また、病院分野、事業所分野では、給食管理システムや管理栄養士の登用状況に相違があることを明らかにした。(風見公子、小林陽子、鈴木三枝、神保恵子、渡辺満利子)p.586
  管理栄養士養成における「包括的計画論―work shop方式」の教育効果について 共著 H21.10 第68回日本公衆衛生学会 本校では管理栄養士に関連する全ての分野を有機的に関連付ける総合科目として「包括的計画論演習」を平成15年以来実施している。この教科目の具体的なねらいは管理栄養士業務における事業の企画・立案・実現およびその評価を統合的に計画することである。管理栄養士が実社会において遭遇する問題をより良い解決に向け実績を上げる為のシュミレーションを体験することが目的である。本ワークショップは前半2日間は在校で授業を9時~17時実施し、後半4日間はヤマハリゾートつま恋に泊まり込みで実施された。毎日のポスト結果で「参加意識」「内容の理解」「チームワーク」共に経日的に良くなっている。但し、第3日目には、合宿開始で一旦低下したが最終的には最も良い状況になった。この教科目によって学生が「正解のない」現実の職場で当面する問題解決の方略手段および取り組み方を疑似経験できた。(鈴木三枝、小林陽子、風見公子、豊川裕之)p.586
  幼児の食生活に関する研究―保育所における保護者及び保育者の食育に関する意識と食育を推進するための環境整備の検討― 共著 H22.09 第75回日本民族衛生学会総会 保育所に通う幼児の保護者と保育者が食育に関してそれぞれどのような意識を持っているのか、今後食育を推進するにあたってどのような環境や条件が整えば、効果的な食育につながるのかを探り、家庭と保育所の食育のあり方を考察する。保護者の食育の関心度によって、好き嫌いへの対処、食事時の挨拶、手伝いの有無に違いがあった。保護者と保育者間では、食育への意識が異なり、今後の食育を推進するうえではそのギャップを埋めるような提案が保育者から必要である。きめ細やかな対応が望まれる。さらに、保育所だけでは実施困難なテーマや活動については、地域のさまざまな資源を活用し、保健所や保健センターとのネットワークを作りながら地域全体で取り組む必要がある。(小林陽子、風見公子、鈴木三枝、都丸美枝子、豊川裕之)
  大学生長距離選手を対象とする栄養サポートのための食事・生活活動・臨床データの解析 共著 H22.10 第69回日本公衆衛生学会総会 近年、競技特性にマッチした栄養サポートに関する重要性が指摘されているものの、我が国における県ky風報告は少ない。そこで本研究は大学の長距離選手を対象として、食事・生活活動・臨床データを解析し、栄養サポートのための指標を得ることを目的とした。本研究結果は、Nodaら(2010)の大学サッカー選手を対象とする栄養摂取状況の研究結果を支持する結果を示し、エネルギー消費量に比較しエネルギー摂取量が低く、エネルギーおよび栄養素摂取量の適正化を図り、アスリートのパフォーマンス向上のための栄養サポートに資する有用な結果が得られた。(風見公子、渡辺満利子)
  管理栄養士養成における「包括的計画論-workshop方式」の教育効果について(第2報) 共著 H22.10 第69回日本公衆衛生学会総会 管理栄養士に必須である知識・技能・態度及び考え方の総合的能力を養うことを目標に、「社会・環境と健康」、「食べ物と健康」、「基礎栄養学」、「応用栄養学」、「栄養教育論」、「臨床栄養学」、「公衆栄養学」、「給食経営管理論」等を有機的に関連付ける総合教科目とし、「総合演習:包括的計画論演習~workshop形式・演習3単位」をカリキュラムに設置した。この教科目では、実社会において当面する正解が提示されない問題をブレーンストーミング(brain‐storming)とディベート(debate)を通して、実現可能な方法・手段を企画し、評価する総合計画をグループワークする。これにより問題の解決方略と手段と議論の進め方、コミュニケーションの取り方を習得することができる。この教科目によって学生が職場で当面する問題解決の方略手段及び取り組み方を擬似経験できた。また、受講後「考え方や知識の幅を広げられた」などの変化があった。学生の意識の改善が著しく、他の教科目では得られない効果があったと思われる。(鈴木三枝、小林陽子、風見公子、豊川裕之)
  働く母親の食に関する意識と子どもの食生活との関連―母親の年代における比較― 共著 H23.09 第58回日本栄養改善学会総会 栃木県の公立保育園保護者1888名を対象として働く母親の食に関する意識や態度が子どもの食生活にどのような影響を及ぼすか、母親の年代との関連を検討した。朝食の母親の喫食率は20代73.8%に対し、30代83.4%、40代83.3%と高い。子どもと料理をいっしょに作ることは40歳代9.8%に対し、20歳代21.5%、30代26.4%と高い。市販惣菜の利用度は年齢が若い母親ほど高い。食事のマナーは年齢の高い母親ほど気をつけている。今後働く母親に対して食育を推進するあたっては、保護者から積極的に、個人の食の関心度や生活背景を考慮しbながら、決め細やかな対応をすることが求められる。(小林陽子、風見公子、鈴木三枝)
  大学長距離選手を対象とするパフォーマンス向上の為の栄養サポートプログラムの検討‐その1 共著 H23.11 第76回日本民族衛生学会総会 大学駅伝部選手のパフォーマンス向上の為に試合期の前後で調査を実施し、今後の栄養サポートプログラムに役立てることを目的とした。今回はPOMS短縮版の結果について報告する。11月は試合期にあたり、箱根駅伝の選手選考を控えた大事な時期であり、2月は次年度に向けての調整期である。箱根駅伝の試合期には調整期に比べ、怒り―敵意(p>0.021)、疲労(p>0.002)が有意に高かった。試合期、調整期にあった栄養サポートを考える場合、第一にエネルギー及び栄養素を中心として考えるが、改めて心理的要因を考慮したサポートの必要性を感じた。さらに他の調査内容との関連性も検討した。(風見公子,佐藤裕子,小林修平,新居利弘,風見昌利,渡辺満利子)
  大学女子バレーボール選手のパフォーマンス向上のための栄養サポートの検討 共著 H24.10 第71回日本公衆衛生学会総会 大学アスリートが試合期に向けてコンディショニング方法の1つとして栄養面からのサポートがある。栄養教育と共に食品または栄養補助食品を摂取するこが大学アスリートにどのような影響を与えるか検討することを目的とする。【方法】対象:関東圏の大学に所属するアスリート(長距離、バレーボール選手)調査時期:2010年8月~2012年5月、調査内容:1)臨床検査及び身体計測値2)食事調査 3)生活習慣調査 4)POMS短縮版等。栄養教育:(集団教育:2ヶ月に1回、個人教育:メールを使用して随時)。食品及び栄養補助食品:必要に応じて摂取させた。今回は、2010年9月~11月に調査した長距離選手(48名)の結果について述べる。この実施において微量元素補充を目的として栄養補助食品、明治メイバランスVitaZcs125mlを1日1本摂取させた。 尚、本調査は人間総合科学大学倫理委員会で承認を得た。【結果】、血液検査値で有意差(p>0.001)がみられたのは、RBC9月481.8±29.3×102/μl、11月505.0±31.2×102/μl、フェリチン9月72.3±15.4ng/ml、11月123.2±213.4ng/ml、血清鉄9月94.6±41.3μg/ml、11月117.5±33.2μg/mlで9月より11月の値が上昇し、貧血傾向にあった選手も改善されていた。CKは、9月310.0±138.3 IU/l、11月486.6±311.9 IU/lと増加し、筋肉疲労が高いことが示された。POMSの結果で有意差がみられたのは、抑うつ―落ち込みの項目で9月3.4±2.9点、11月5.6±4.0点(p>0.001)で抑うつ傾向が11月に強くなり、活気では、11.4±5.1点、11月9.3±5.6点と11月に活気が減少している。11月は、1月の駅伝の選手を決定する重要な時期であることも原因の1つと思われる。食事は、管理栄養士が献立作成した寮での食事を食べており、平均1日3,000kcalを摂取していた。VitaZcsは、マネージャーが管理し、飲用率100%であった。【考察】大学駅伝本番2ヵ月前は練習量が多く、抑うつ傾向、いらいらのたまりやすい時時期である。その時期に、食事にプラスして栄養機能食品を摂取したことは、有効であったと示唆された。(風見公子、佐藤裕子、早川大、舘山英世、小林修平)
  GO/NOGO課題を用いたチョコレートに対する行動抑制機能の操作による摂食量の調査 共著 H25.09 第60回日本栄養改善学会学術総会 反応の抑制を必要とするGO/NOGO課題を用いてチョコレートに対する行動抑制機能の操作を行い、直後のチョコレートの摂食量に影響がみられるか、その影響は、性別により違いが見られるか、他の菓子(饅頭、せんべい)にも影響するのか、を調べることを目的とした。その結果、GO/NOGO課題を用いたチョコレートに対する行動抑制機能の操作が、チョコレートの摂食量に影響を及ぼした。しかし、その影響は男女で異なった。一方、饅頭やせんべいには影響が見られず、操作していない他の菓子への影響はないことが示唆された。(風見公子、山中健太郎、志賀清吾Pp.302)
  Response execution/inhibition training with food images alters on subsequent eating behaviour 共著 H25.09 第60回日本栄養改善学会学術総会 Background and objectives: Some previous studies suggested that training to inhibit food-related responses may be effective to decrease food intake. In the present study, therefore, we examined whether response execution/inhibition training with images of three confectionaries (chocolate, manju (Japanese steamed bun stuffed with red bean paste), and sio-senbei (rice cracker flavored with salt)) affected subsequent their intakes.
Conclusions: These findings demonstrate that, after the response execution/inhibition training with food images, eating behaviour only in the food whose image is used in the training might be altered differently between male and female. We suggest that such training might be effective for the control of eating behaviour.(Kimiko Kazami ,Seigo Shiga, Kentaro Yamanaka p.907)
  Response execution/inhibition training controls amounts of food intake at a buffet-style lunch 共著 H26.08 The 6th Asia Congtree of Dietetics Background and objectives:Some previous studies demonstrated that, after a response execution/inhibition training with chocolate images, amount of chocolate intake was increased or decreased. In this research, we examined whether the response execution/inhibition training with images of 5 dishes modulate amounts of food intake at a buffet-style lunch. Methods:For the training, we used a go/no-go task that involved repeatedly respond to a go signal or not to respond it to a no-go signal, both of which simultaneously presented with one of the images of 5 dishes (rice, mapo tofu, scrambled eggs containing cheese, coleslaw, and orange jelly). 45 female Japanese university students, were divided into 3 conditions: go signal consistently presented with rice image (rice-go condition), no-go signal consistently presented with rice image (rice-no-go condition), and go and no-go signal presented evenly with images of all 5 dishes (control condition). Results:Participants ate 146.1 ± 74.6 g (go condition), 187.9 ± 74.3 g (no-go condition), and 180.9 ± 80.8 g (control condition) of rice .Two-way ANOVA on an amount of rice intake did not reveal significant main effects of condition. Moreover, two-way ANOVA on amounts of the other 4 dishes did not reveal significant main effects of condition. Conclusions:These findings demonstrate that, at a buffet-style lunch, response execution/inhibition training with images of 5 dishes did not alter amounts of intake in all 5 dishes, suggesting less effect of the training targeted at rice with low food hedonics. (Kimiko Kazami, Masami Hara, Eri Yamashita, Seigo Shiga, Kentaro YamanakaP.280)
  管理栄養士養成大学に通学する女子学生の脂質に対する意識と食物摂取状況について(第1報) 共著 H26.08 日本脂質栄養学会第23回大会 国民健康・栄養調査の結果で20~29歳女性の脂質摂取量はエネルギーに対する摂取割合が適正とされる20~25%より高いと報告されている。そこで、管理栄養士養成大学の女子学生の栄養素等摂取量とその影響を把握することを目的に研究をおこなった。2013年10月に管理栄養士養成大学に通学する3年生女子39名にBDHQ、身体状況、および脂質の摂取状況や脂質に関する嗜好についてのアンケート調査を実施した。脂質摂取量が平均値±1SD 以上群(以上群)とそれ以下(以下群)に分け脂質の摂取状況がBMIに及ぼす影響とその理由について比較を行った。結果、脂質を沢山摂取している以上群では、実際のBMIも高く、本人もBMIが高いことを自覚していた。高脂質摂取の原因としては、油の含有量が多い食品および、油の使用量が多い料理を好むこと、栄養バランスより価格重視で食品を選ぶこと一因と考える。(茂木秀喜、風見公子、白石弘美P.174)
  管理栄養士養成大学に通学する女子学生の脂質に対する意識と食物摂取状況について(第2報) 共著 H26.08 日本脂質栄養学会第23回大会 第6の味といわれる油の味は食事にコクを与えるなど、ある程度の使用においてはおいしさが増すことが報告されている。そこで管理栄養士養成大学女子学生の油に対する嗜好と栄養素等摂取量の間の関係について調べることを目的として実施した。2013年10月に管理栄養士養成大学に通学する女子3年生39名(平均年齢20.59±0.45歳)に食物頻度調査(BDHQ)および脂質の摂取状況や脂質に関する嗜好についてアンケート調査を実施した。甘味、塩味、酸味、苦味、旨味、油の味の6つのうち3つ好む味を選ばせ油の味を選んだ者(選択群)と選ばなかった者(非選択群)にわけて、嗜好の相違によるエネルギー及び栄養素等摂取状況と食品群の摂取状況を比較した。その結果、油の味を好む群で揚げ物、マヨネーズ、調理油の摂取量が多いわけではなく、むしろ低脂肪乳やめしをきちんと摂取していた。調査対象が管理栄養士養成大学の学生で一定の学習も進んだ3年生であることから、食品や栄養に関する知識があると思われるが、選択群ではそれを実行している傾向が強いと考えられる。(風見公子、茂木秀喜、白石弘美p.175)
  教育関係共同利用認定拠点を利用した大学生の農業体験による影響 第1報 共著 H26.10 第73回日本公衆衛生学会総会 【目的】教育関係共同利用認定拠点である宇都宮大学附属農場での農業体験実習は、(1)「食」を生産の立場から考える。(2)命のつながりを考える。(3)食物連鎖と地球環境を考える。(4)食育実践力を高めることを目的として実施されている。その実習を利用し、家畜を中心とした農業体験が管理栄養士養成課程学生にどのような心理的影響を与え、学生達の食知識・食意識・食行動に変容がみられるか検討することを目的とした。第1報では、実習前後で「生命」に対する自由記述に変化がみられたか確認することを目的とする。【方法】1.研究対象:管理栄養士養成課程3年生。対象者の内、宇都宮大学の農業体験実習(「食と命のフィールド実習」)(以下フィールド実習)2013年10月12~14日の2泊3日に参加した27名。自由記述-食や食行動等についての意識を調査するため、「(1)食べ物」「(2)農業」「(3)生命」「(4)環境」についての自由記述を実施した。第1報では事前調査により得られた自由記述データー「生命」をKJ法によりカテゴリー化し、質的データーとして解析した。【結果】実習2ヵ月前の事前教育時の調査では、「生きる」「命」「つながる」というカテゴリーが抽出された。次にフィールド実習の最終日では、「生きる」「命」「つながる」に加え「感謝」「大切」というカテゴリーが抽出された。実習3ヵ月後の報告会では、「生きる」「命」「つながる」「感謝」「大切」「食べもの」というカテゴリーが抽出された。【考察】農業体験実習を通して、大学生は、「生命」とは、単に「生きている」「命」といった直接的なとらえ方だけでなく、食べ物という命の循環プロセスであり、感謝すべき大切なものであると捉えられたと考えられ、家畜を中心とした農業体験がこの変化に大きく関与したと推察される。(風見公子、茂木秀喜、渡辺香緒里、 居城幸夫、長尾慶和、桑田有p.582)
  教育関係共同利用認定拠点を利用した大学生の農業体験による影響 第2報 共著 H26.10 第73回日本公衆衛生学会総会 【目的】第2報では、実習中の「気分、感情」についてどのような変化が生じたかを検討することを目的とした。【方法】1.研究対象:管理栄養士養成課程3年生。対象者の内、宇都宮大学の農業体験実習(「食と命のフィールド実習」)(以下フィールド実習)2013年10月12~14日の2泊3日、2013年度参加群27名第二報ではフィールド実習中の日本語版POMS短縮版のデータを点数化し、解析した。【結果】緊張-不安(T-A)、抑うつー落ち込み(D)の得点は初日には低い傾向にあったが、実習最終日にかけて上昇した。活気(V)の得点は初日、二日目には低値傾向にあったが実習最終日は上昇した。疲労(F)の得点は、二日目に高値傾向を示したが、最終日には減少した。【結論】T-A、Dの得点がより、学生は少しずつ緊張がまし、自信を無くすこともあった。Vの得点より、実習最終日には活気が出た。Fの値より、二日目には疲労を感じていたが最終日には疲労感が少なくなったという傾向がつかめた。これらのことより、学生は初めての経験でできないこともうまくいかないこともあり緊張感や多少の自信喪失を感じつつも、牛に触れて世話をし出産の場に立ち会うことなどフィールド実習を通して活気が出て、疲労感を感じないポジティブな面が出たと考えられる。今回のフィールド実習は初日に気温が高く、子ウシの出産があった2日目の夜は非常に気温が低くその影響が出ている可能性も考えられる。(茂木秀喜、風見公子、渡辺香緒里、 居城幸夫、長尾慶和、桑田有p.582)
  学生スポーツ選手に対する実践的な栄養教育の検討 共著 H27.03 第22回日本体力健康栄養学会学術総会 N大学女子バレーボール部の選手を対象として,スポーツ選手の食事・生活内容の現状を調査し,栄養教育を集団と個人別に実施し,選手の食行動変容の確認と,栄養教育に対する評価を確認することで,これからのスポーツ栄養における栄養教育の基礎資料を得ることを目的とした.7名の新入大学生女子バレーボール選手(年齢:18歳)を対象に2014年4月に生活活動調査並びに健康状態調査,食事記録調査,栄養教育調査,集団に対する栄養教育を行い.2014年5月に4月に実施した食事記録調査に基づいて,集団教育と個人別の栄養教育及び健康状態調査、栄養教育に対する調査を実施した.食事記録調査結果は,選手のエネルギー目標量は2640kcalに対し,実際のエネルギー摂取量は1633.6±216.8kcalで充足率は61.7%であった.栄養教育を実施した後に集団教育を理解できた(100%),食事を改善しようと考えたか(85.8%)と栄養教育は十分理解される内容であり,食意識の変化が見られた.今回実施した集団教育及び個人教育の効果として,選手の食意識の変容を促すことを出来たと考えられる.しかし,期間が約1ヵ月間と短いため,食行動変容までは至らなかった.(佐藤浩一、北田真菜、松尾絵梨子、松原茂、風見公子、桑田有)
  Can response execution/inhibition training change amounts of food intake at buffet style lunches? 共著 H27.05 12th Asian Cobgress of Nutrition For the training, we used go/no-go tasks that involved repeatedly respond to a go signal or not to respond it to a no-go signal, both of which simultaneously presented with one of the food images. Female Japanese university students (n=45 and 48) were divided into 3 conditions: go signal consistently presented with a target image (go condition), no-go signal consistently presented with a target image (no-go condition), and both signals presented evenly with all images (control condition). After playing the game, they were provided buffet lunches: rice, mapo tofu, scrambled eggs, coleslaw, and orange jelly in the first study (target image was rice), and rice, curry, salad, grape and peach jelly in the second study (target image was curry). They permitted to eat freely and asked to conduct a sham taste test. Without the participants' knowledge, we weighted amounts of intake for each food.
Results & Findings
One-way ANOVA on amount of intake for each food did not reveal significant main effects of condition.
Conclusions
These findings demonstrate that response execution/inhibition training did not change amounts of intake at buffet-style lunches, suggesting less effect of the training in buffet-style meals than in highly-preferred snacks. (Kimiko Kazami, Masami Hara,Hiromi Shiraishi, Seigo Shiga, Kentaro Yamanaka p.297)
  大学生の家畜を中心とした農業体験実習の効果
-対人的信頼感に注目して-
共著 H27.11 第80回日本民族衛生学会総会 教育関係共同利用拠点である宇都宮大学附属農場で家畜分野を中心とした大学生の農業体験実習は、信頼感尺度の不信を減少させる可能性が示唆された。(風見公子、中西由季子、村上 香菜、茂木 秀喜、渡辺千夏、桑田有)
  女子大学生における食行動尺度と生活習慣の関連 共著 H28.10 第75回日本公衆衛生学会総会 食行動の尺度である日本語版Dutch Eating Behavior Questionnaire(以下、DEBQ)は、Van Strienらによって開発され、「抑制的摂食尺度」、「情動的摂食尺度」、「外発的摂食尺度」の3尺度で構成されている。これらの食行動尺度と女子大学生の生活習慣の関連を検討することを目的とした。抑制的摂食尺度が高い者は体重コントロールのための、食事の意識が高いと考えられた。また、情動的摂食尺度が高い者は、感情の起伏が激しい可能性が推測された。さらに、外発的摂食尺度においては、間食や脂っこいものを好んでいるため、高値群は体重が多いことが推測されたが、3群の間に体重の差はみられなかった。PALにおいて高値群は低値群より有意に高かったため、摂取量と消費量のバランスがとれていると考えられた。(北田真菜、風見公子、薄井澄誉子、桑田有)P.438
  幼稚園給食施設の改修工事の現状とそれに伴う園児及び教職員のメリット・デメリットについて 共著 H28.11 第12回日本給食経営管理学会総会 附属幼稚園は、2014年に5 月~12月に改修工事を実施した。1)卵、乳、小麦アレルギーを持つ園児給食への対応の強化2)効率的な調理動線の確保、衛生管理を目的とした隔壁等による区分け。3)効率的な調理機器類の設置。4)食育となる調理が見える施設とする。今回は、その限られたスペースにおける現状とそれに伴う園児及び教職員のメリットとデメリットを知ることを目的とした。対象者は、幼稚園教職員(給食関係職員7名、幼稚園教諭18名、事務2名)計27名。給食室の改修で園児へのメリットは、厨房が見えるようになったことで給食への関心・興味が湧くと16名(59.3%)が答えていた。給食関係職員のメリットは、働きやすくなったと6名(85.7%)が答え、具体的には給食室の温度と機器類がよくなったと述べている。デメリットは、最新式の機器類の設置目的の不理解が見え、例えば生ごみ処理機は役立っていると答えた者は1名(14.3%)であった。教諭のメリットは配膳カートの使用で、時間を気にせず、衛生的で便利になったと答えているが、教諭のうち、6名(33.3%)は、配膳カートが重いこと、皿数が増えて配膳に時間がかかることなどをデメリットとして挙げていた。今後は職員に対し、園の食育に対する教育方針と給食室整備目的を明確にしたマニュアルを作成し、徹底することで園児の食教育につなげたい。(鈴木三枝、風見公子、佐川敦子、青野友美、萩原和代)p.46
  管理栄養士が実施する学生アスリートに対する栄養教育の検討 共著 H29 .09 第72回 日本体力医学会総会 【目的】管理栄養士が実施した栄養教育が学生選手にどのように評価されたかを知り、今後の栄養教育の方策に役立てることを目的とする。【方法】平均年齢16歳、男性の高校駅伝部の選手と平均年齢18歳、女性の大学バレーボールの選手に対し、集団で2回、個別で1回の栄養教育を実施した。これら栄養教育を実施するために、食事調査、健康状態調査を行い、栄養教育の後に栄養教育評価調査を行った。【結果】高校駅伝部の選手は、エネルギー摂取量の目標量が3315kcalのところ、2896±634.7 kcalと食事の不足が見られたので、食事全体の必要性や貧血に対しての食事の対処の仕方やコンビニエンスストアの使い方などを集団指導した。また、個別指導では、何をどれだけ食べると不足が補えるかを指導した。駅伝選手では初めて知った内容は35±19.8%で話を聞いて食事を改善しようと思ったのが87.4%であった。バレーボール選手も似通った結果だった。【結論】現在の栄養教育の方法でほぼよいと思われるが、より生活に沿った指導をしていきたい。(風見公子、佐藤浩一、柴田隆一、風見昌利)p.255
  食育指導のための幼稚園児及び保護者の生活習慣に関する調査-保護者がよく作る料理と子どもの好き・嫌いな料理の関連- 共著 H29.11 第82回 日本健康学会総会 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園の園児及び保護者の生活習慣と食習慣について実態調査をし、幼児および保護者、両者に対する食育事業につなげる基礎資料を得ることを目的とした。本発表では、保護者がよく作る料理と子どもの好きな料理、子どもの嫌いな料理の関連性について述べた。家庭でよく作る料理は、子どもの好きな料理にも、嫌いな料理にもなり得ることが示唆された。子どもの嫌いな料理の多くは野菜が主材料であり、調理法としては和えるが最も多かった。良く作る料理は、主材料が肉類で、油脂を使用した調理法が多く、子どもの好きな料理もそうであった。野菜を使用した料理は嫌いな料理も多く、幼稚園での食育は野菜を題材としたものが多いのは、食育の方向性としては正しく、今後は、幼児の摂取頻度の高いジュラ乳母野菜をおいしく食べる方法等を保護者に提供していきたいと考えている。(風見公子、鈴木三枝)p.106-107
  給食経営管理実習から地域に向けた働きかけ―かつしかの元気食堂推進事業の事例― 共著 H29.11 第13回 日本給食経営管理学会学術総会 本学で、平成26年度から葛飾区の元気食堂推進事業の一部を担っている。給食経営管理研究室ではメニュー及びレシピカードの開発、区民を対象とした試食会を実施している。そこで、試食会に参加した区民と事業に参加した学生の意見をまとめ、今後事業を発展させるための資料を得ることを目的とした。試食会に参加した区民の意見は、メニュー価格500円は、29名、64.4%が安いと答え、おいしい41名、91.1%、見た目が良い44名、97.8%、野菜の量がちょうど良い34名、75.6%であった。学生は、参加してとても大変、大変19名、34.5%であったが、参加してとてもよかった、よかった33名、60.0%であった。区民からも学生からもプラスの意見が多かったが、一部、負担に感じた学生も見られ、今後の進め方を検討し、学生の教育効果を高めながら、地域との連携を図っていきたい。(風見公子、植松節子、吉田真知子、柴田隆一、中村麻衣、佐久間俊幸、高橋麻里子、小林陽子、橋場浩子、鈴木三枝、新村眞由美)p.36
  大量調理基礎実習の給食経営管理実習との科目間連携効果の検討~献立作成課題を通じて~
共著 H29.11 第13回 日本給食経営管理学会学術総会 調理学実習で学んだ知識と技術を基盤として、給食に対応できる大量調理の基礎技術を習得し、大量調理作業をコーディネートできる力を養うことを目標に、本学では給食経営管理実習の基礎科目として大量調理基礎実習が配当されている。本研究では授業内で作成した学生献立を通して教育効果を検討することにより、給食経営管理実習への基礎科目である本教科の科目間連携効果が得られるかを検討することとした。平成29年度大量調理基礎実習を受講した学生に授業開始時と終了時に同一条件で献立を作成させた。自己評価と共に試作の料理写真を添付させた献立から栄養量、料理の組み合わせ、料理写真から色数などを抽出し検討を行った。エネルギー・たんぱく質・脂質は、基準値内で作成していたが、基準値を示さなかった食塩相当量は、開始時献立で平均5.2gと終了時の3.2gを大幅に上回る値となった。料理の組み合わせは、主食・主菜・副菜Ⅰ・副菜Ⅱ・汁物が揃ったものが多いが、大量調理を意識し盛り付けの工程を単純化する工夫がみられた。料理写真より食材の色数を抽出したところ、開始時の献立の4色から終了時には5~6色と彩りを意識する献立が増加した。学生による献立評価においても、授業を通じて自ら課題発見し、給食経営管理実習へ向けての学習意欲を高める記述が多く見られた。(吉田真知子,柴田隆,佐久間俊幸,荒井しずか,風見公子)p.38
  大学から地域に向けた働きかけ―かつしかの元気食堂推進事業の事例― 共著 H30.9 第65回日本栄養改善学会学術総会 目的:かつしかの元気食堂推進堂事業を葛飾区、飲食店、東京聖栄大学協働で実施している。そして本事業の推進に資するため、大学では、ヘルシーメニューの開発、利用者の状況、普及法等に関する調査研究を実施し、今後の方策を立てることを目的とした。方法:平成29年4月より3年学生が給食経営管理実習及び、放課後を利用し、ヘルシーメニューの開発をし、7月に学内メニューコンテスト・レシピカード用料理の撮影、7月~9月レシピカード作成、9月に葛飾区民に新メニュー試食会を実施した。また、教員は栄養相談コース(全5回)、10月~12月に元気がでるメニュー買い取り調査をした。11月、普及度確認のためかつしかフードフェスタでアンケート調査を実施した。本発表では、新メニュー試食会の区民46名の意見及びかつしかフードフェスタに来場した996名及びかつしか元気食堂認定店の責任者39名のアンケート結果について記す。結果:試食会のメニューは、おいしい87.0%、見た目良い93.5%、野菜の量ちょうど良い93.5%、学生の接客サービス良い89.1%、全体の運営89.1%で概ね良好であった。フードフェスタのアンケートでは、「かつしかの元気食堂」の内容まで知っているのは12.9%でマークを見たことがあるのは、27.8%、今後利用したいと思うのは82.9%であった。また、認定店の責任者が、学生開発のレシピカードを店での調理の参考にしたかは、39.0%であった。結論:今後、大学では、実施したヘルシーメニューの認知度をあげるための方策と地域の店で使用される、より広いジャンルの料理開発が必要であると考える。(風見公子、吉田真知子、鈴木三枝、小林陽子)p.309
  数理最適化に基づく調理現場の制約を考慮した学校給食献立の作成 共著 H30.11 第14回 日本給食経営管理学会学術総会 【目的】学校給食の献立作成は,栄養成分の摂取基準値や調理器具,調理時間,予算,料理毎の相性,調理法など,様々な条件や制約が考慮されて実施される必要がある.条件や制約の数が多いため,学校栄養職員や栄養教諭が行う献立作成には多くの手間と時間を要する.本研究では,栄養成分の摂取基準値や費用などだけでなく,給食調理現場における業務用大型厨房機器類の使用や調理時間についての制約も考慮した,より現実的な献立作成を自動的に行える数理モデルの提案を目的とする.【方法】1食分の献立を「数多くの単品の中からの選択・組合せ」として捉え,献立作成を数理最適化における「組合せ最適化問題」として定式化する.具体的には,Iを料理の集合,Tを期間の集合とするとき,期間t∈Tに料理i∈Iを献立に入れるならば1, 入れないならば0の値をとる0-1変数x_i^tを定式化する問題の決定変数とする.【結果】制約として,栄養成分の摂取基準値や調理器具,予算,料理毎の相性,調理法,業務用大型厨房機器類の使用,調理時間に関する条件を考慮し,これらの条件を決定変数x_i^tに関する等式または不等式で表した.予算や調理時間など「必ず守るべきハード制約」と,栄養成分の摂取量など「できるだけ満たすべきソフト制約」を考慮した.目的関数は「ソフト制約に対する逸脱度」を決定変数x_i^tの線形関数として表し,この目的関数値が最小になるように決定変数x_i^tを求める問題として定式化した.【考察】定式化された問題の最適解は数理計画ソルバーなどを用いて分枝切除平面法により求めることができる.本研究の成果を現場に適用することにより学校給食の献立作成作業の効率化が期待できる.(片桐英樹、佐藤圭介、風見公子、佐々木拓斗)p.38
  地域に向けての働きかけから見た給食経営管理実習の活用について 共著 H30.11 第14回 日本給食経営管理学会学術総会 【目的】本学で、平成26年度から葛飾区の外食の食環境整備、地域に根差した食育の推進、区民の健康維持・増進を図ることを目的としたかつしかの元気食堂推進事業の一部を担っている。元気がでるメニュー開発、区民を対象とした試食会での食事提供や喫食サービスにおいて、給食経営管理実習Ⅰ・Ⅱの授業と連動させながら進めている。そこで、今年度の対象学年の意見をまとめ、本事業をより発展させるために授業と事業との連動のあり方を考える資料を得ることを目的とした。【方法】平成30年6月29日に管理栄養学科3年生104名にアンケートを実施した。アンケートに関しては東京聖栄大学の倫理委員会で承認を得た。メニュー開発においては、給食経営管理実習Ⅰで作成した18献立の中から定食6つ丼4つを選定し試作を繰り返した。試食会で提供するメニューを選別する7月7日学内コンテストに向けて発表の資料や配布資料の作成も行った。なお、これらの準備はすべて授業の合間の休み時間や放課後を利用して進めてきた。【結果】回答数は96名(回答率92%)であった。内、参加した学生は57%であった。給食経営管理実習の授業と「かつしかの元気食堂」が連動していることについてどう思いますか?の問いに対して、とてもよいと思う・よいと思うと答えた者が85.5%であった。一方、参加してとても大変だった・大変だったと答えた者は92.7%であった。【考察】授業と事業の連動については、好意的にとらえている学生が多かった。しかし、参加する学生の負担も大きいと考えられる。今後、地域連携事業やその他イベントにおいて授業で学んだ内容を応用できるよう授業の進め方を検討し、学生の能力向上に寄与していきたい。(柴田隆一、吉田真知子、中村麻衣、佐久間俊幸、小林陽子、風見公子)p.55
  数理最適化に基づく現場の様々な制約を考慮した学校給食の献立作成 共著 R1.11 第15回 日本給食経営管理学会学術総会 【目的】学校給食の献立作成においては,栄養成分の摂取基準値や調理器具,調理時間,予算,料理毎の相性など,数多くの制約が考慮される.制約の種類と数が多いため,学校栄養職員や栄養教諭が行う献立作成には多くの手間と時間を要する.本研究では,現場の様々な制約を考慮し,献立作成者の手助けとなるような有用性の高い学校給食献立の自動作成を行う数理最適化モデルの提案を目的とする.【方法】一食分の献立を「数多くの料理の中からの選択・組合せ」として捉え,献立作成を数理最適化問題における「組合せ最適化問題」として定式化する.現場の献立作成状況や卸売価格などの実データを用いた数値実験を行い,提案手法の有用性について考察する.【結果】栄養成分の摂取基準値や調理器具,予算,料理毎の相性,調理法,業務用大型厨房機器類の使用状況,調理時間,彩り,味,季節感に関する制約を考慮し,決定変数を含む等式または不等式により問題の制約式を表現した.ここでは,予算や調理時間など「必ず守るべきハード制約」と,栄養成分の摂取量など「できるだけ満たすべきソフト制約」を考慮した.ソフト制約に対する違反度を最小化する献立を一ヶ月単位で作成する問題として定式化した.【考察】定式化された問題を最適化アルゴリズムで解くことにより,現場の様々な制約を考慮した献立を自動的に導出することができたと考える.本研究の成果を現場に適用することにより学校給食の献立作成業務の効率化が期待できる.(片桐英樹,佐藤圭介,風見公子,髙橋淳,北岡優里)p.39
  地域に向けての働きかけから見た給食経営管理実習に求められる課題について 共著 R1.11 第15回 日本給食経営管理学会学術総会 【目的】本学では、平成26年度から葛飾区の外食の食環境整備、地域に根差した食育の推進、区民の健康維持・増進を図ることを目的としたかつしかの元気食堂推進事業の一部を担っている。元気がでるメニュー開発、区民を対象とした試食会での食事提供や喫食サービスにおいて、給食経営管理実習Ⅰ・Ⅱの授業と連動させながら進めている、そこで、学生の意見をまとめ、本事業との関わりから授業で求められる課題を考える資料を得ることを目的とした。【方法】平成30年10月管理栄養学科3年生104名にアンケートを実施した。アンケートに関しては東京聖栄大学の倫理委員会で承認を得た。6月に取った事前アンケートと9月22日の試食会後に取ったアンケート内容を検討した。【結果】回答数は86名(回答率82.7%)であった。内、参加した学生は53.5%であった。事前調査で本事業に参加することがとても大変・大変だと思うと答えた者(92.7%)に対し、事後調査でとても大変・大変だったと答えた者が65.2%であった。理由として、献立作成や試作が大変という声が多かった。一方参加して良かったの問いに、とてもよかった・よかったと答えた者が76.1%であった。【考察】本事業ではメニュー開発の部分の負担が大きいと考えられるが、食事提供等においてやりがいを感じている学生が多かった。今後授業内で様々な対象者のニーズやウォンツを満たせる献立作成能力を学生に身につけさせ、区民により良い献立を提供できるよう努めていきたい。(柴田隆一、吉田真知子、松下麻衣、佐久間俊幸、小林陽子、風見公子)p.44
  5歳児と保護者の間食調査-間食における保護者と子どもの相違点について-  共著 R2.11 第85回日本健康学会総会 5歳児が間食をする頻度は、毎日食べているのは約80%であった。それに比較し、保護者は、その約半数であった。これは、子どもと同様の間食をしている場合と子どものみに与えている場合があると考えられる。また、子どもに補食となる料理及び食品を摂食させている割合は34.6%と低く、間食のもう一つの役割である子どもの楽しみのための要素が大きいと思われる。
食事作りの際に栄養バランスに気をつけている保護者の子どもの間食は、そうでない保護者の子どもに比べて、乳・乳製品、果物と言った補食となりうる食品の摂食頻度が高く、甘くないと思われるせんべいの割合も高かった。間食においても栄養バランスについて気をつけている傾向が見られた。今後、3食の食事だけではなく、間食についても摂食すべき、種類と量を保護者に伝え、幼児の間食の質を高めていきたい。(風見公子、小林陽子)p.66,67
  Difference between college student athletes and registered dietitian training college students in foods and eating behavior 共著 2020.12 The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine JPFSM : Lifestyle and health (Aims) The purpose of this study is to determine whether there are any differences in the diet and dietary behavior, using the Dutch Eating Behavior Questionnaire (DEBQ), between A students who study sports and B students who study nutrition. (Methods) We conducted a dietary survey and DEBQ in July 2019, dividing the subjects according to their majors and gender. We conducted chi-square tests for the nominal scales and variance analysis for the group differences in the population mean, followed by multiple comparisons.(Results) There were a total of 332 participants: 84 men and 83 women from A and 85 men and 80 women from B. 100% of the responses were valid. Results of the dietary survey showed that men from A consumed meat and soy products more frequently (p<0.01) and men and women from A consumed dairy products more frequently (p<0.001). In multiple comparisons, the scale for restrainedeating is higher in women than in men, suggesting that women routinely tolerated eating more than men (F=3,328)=7.699, p<0.001). On the scale for emotional eating, women from B scored higher, suggesting a greater change in their food intake due to emotions as compared to other groups (F=3,328)=8.638, p<0.001).(Conclusion) It is interesting to note that differences were found, especially regarding protein food, and that women from A scored similarly to men on the scale for emotional eating in the DEBQ.Kimiko Kazami, Ryuichi Shibata, Eriko Matsuo, Mayumi Miyauchi, Shigeru Matsubara p.331
  Difference between college student athletes and registered dietitian training collage students emotional intelligence and eating behavior 共著 2020.12 The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine JPFSM : Lifestyle and health (Aims) The purpose of this study is to investigate the relationship between sports and diet as a factor that improves emotional intelligence and to determine the relationship between emotional intelligence and eating behavior by comparing college student-athletes majoring in sports science and college students majoring in health and nutrition.(Methods) EQS and two other questionnaires on exercise habits and eating behavior were administered in July 2019 to 333 participants: 85 male and 83 female students in A sports science department, and 85 male and 80 female students in B health and nutrition department. Excluding missing data, data from 302 individuals were compared separately based on major and gender.(Results)There was no significant difference in the relationship between emotional intelligence and eating behavior in both majors and genders. There were significant differences in the self-response (F-value 4.807, significance probability 0.029) and eating behavior (F-value 5.276, significance probability 0.022) between the two majors, and in the situational response (F-value 3.975, significance probability 0.047) between the two genders.(Conclusion) Although the relationship between emotional intelligence and eating behavior is trivial, sports may be a factor in enhancing self-response. At the same time, further study is needed to take into account the characteristics of the athlete’s sport and the difference in seasons.Ryuichi Shibata, Eriko Matsuo, Shigeru Matsubara, Yukimasa Kato, Kimiko Kazami p.331
  幼児の食欲の相違による保護者の食意識の相違点について 共著 2021.10 第68回日本栄養改善学会総会 【目的】幼稚園には、食欲のない子が一定数おり、それを減少させるため、幼児の食欲の相違によって幼児の食生活や保護者の食意識に相違がみられるか確認することを目的とした。【方法】令和2年12月附属幼稚園保護者に幼児及び保護者の食生活調査を実施した。内容は、対象者の属性、子の好き嫌い、食欲、食品摂取頻度、保護者の子どもの食事で困っていること、食事作成時に特に気をつけていること等72項目。東京聖栄大学倫理審査委員会で審査を得て実施した。解析方法はIBM SPSS Statics27を使用し、χ2検定を行った。【結果】3歳~5歳児の保護者238名中121名(50.8%)のアンケートを解析した。子どもの食欲あり99名、82.5%、どちらともいえない21名、17. 5%であった。相違がみられたのは食欲あり比し、どちらともいえない子は、痩せ気味(18.0%:47.6%、P=0.33)や好き嫌い(30.0%:57.1%、P=0.034)が多く、毎日の食事を楽しみにしている(81.0%:19.0%、P<0.001)が少なかった。保護者が、子で困っていることは食に対する関心が低い (1.0%:23.8%、P<0.001)や小食(10.0%:8.6%、P=0.034)が多く、食事作りにおいては、献立を子の好みに合わせている(91.0%:66.7%、p=0.007)や気をつけて薄味にする(38.0%:14.3%、P=0.029)や料理の味付けに気をつけている(46.0%:23.8%、P=0.049)や彩りに気をつけている(29.0%:9.5%、P=0.05)が低かった。【結論】食欲ありの子に比し、どちらともいえない子は、体型は痩せ気味で好き嫌いが多く、食事を楽しみにしておらず、食への関心が薄く小食傾向であった。食欲がどちらともいえない子の保護者は、献立を子の好みに合わせる率が低く、食事に対する味や彩りに注意する率も低かった。食欲がない子を減少させるためには、料理は彩りや味が大切であることを保護者への食育に取り入れることも必要であることが示唆された。(風見公子、吉田真知子、小林陽子)p.127
  コロナ禍における給食の運営、給食経営管理論、臨床栄養学分野の臨地実習の現状報告 共著 2021.11 第16回 日本給食経営管理学会学術総会 【目的】本学の臨地実習は給食の運営、給食経営管理論分野(以下事業所系)は事業所(給食受託会社)で90時間、臨床栄養学分野(以後臨床系)は病院または福祉施設で135時間、長期休暇中に実習してきた。しかし令和2年度はコロナ禍で、通常と異なる方法も含めて実施した。コロナ禍前の13期生と後の14期生を比較し、どの様に影響を与えたか知ることを目的とした。【方法】13期生と14期生の実習時期、時間数等を整理し比較した。【結果】13期生は全て長期休暇中に事業所系は事業所で100.0%、臨床系は病院で62.5%、福祉施設で37.5%実施した。14期生は事業所系は事業所で1~3週間39.2%、幼稚園で1~2週間11.3%、給食受託会社オンラインで1週間3.6%、病院で1~2週間27.4%、本学会の動画を活用した学内実習1週間18.5%で賄い、長期休暇中に2週間実施できたのはわずか14.3%であった。臨床系は病院1~3週間で86.3%、福祉施設2~3週間で8.1%、学内実習1週間5.6%と前年同様長3年春休みに実施できたのは25.6%であった。【考察】どの分野も必ず45時間は実践活動の場で実習を入れて実施した。その他、学内実習、オンライン実習と言った新しい形式や事業所系実習でも幼稚園、病院等を含み今後の臨地実習の方策について考慮すべき機会となった。(風見公子、松下麻衣、小川里帆、吉田真知子)p.44
  組合せ最適化に基づく学校給食現場の様々な制約を考慮した自動献立作成 共著 2021.11 第16回 日本給食経営管理学会学術総会 【目的】学校給食の献立作成においては、栄養素の摂取基準値や業務用大型厨房機器の使用時間、調理時間、予算、料理毎の組み合わせなど、数多くの制約が考慮される。制約の種類と数が多いため、学校栄養職員や栄養教諭が行う献立作成には多くの手間と時間を要する。本研究では、現場の様々な制約を考慮し、献立作成者の手助けとなるような有用性の高い学校給食献立の自動作成を行う組合せ最適化モデルの提案を目的とする。【方法】一食分の献立を「数多くの料理の中からの選択・組合せ」として捉え、献立作成を数量最適化問題における「組合せ最適化問題」として定式化する。実際の現場の料理データや食材の栄養成分値や価格などの実データを用いた数値実験を行い、提案手法の有用性について考察する。【結果】栄養素の摂取量や業務用大型厨房機器の使用時間、予算、料理毎の組み合わせ、調理法、下調理の手間、食材の重量、食材の重複に関する制約を考慮し、決定変数を含む等式または、不等式により問題の制約式を表現した。ここでは、予算や食材の重複など「必ず守るべきハード制約」と、栄養素の摂取量や調理法など「多少の違反を許すソフト制約」を考慮した。ソフト制約に対する違反度を最小化する献立を一ヶ月単位で作成する問題として定式化した。【考察】定式化された問題を最適化アルゴリズムで解くことにより、栄養素の摂取量や予算などの学校給食現場の様々な制約を考慮した献立を自動的に導出することが出来たと考える。本研究の成果を現場に適用することにより、学校給食の献立作成業務の効率化が期待できる。(高橋淳、片桐英樹、風見公子)p.39
  食材価格高騰に対する料理変更の手間を考慮した学校給食の自動献立作成システム 共著 2022.11 第17回 日本給食経営管理学会学術総会 【目的】学校給食の献立作成においては,栄養素の摂取基準値や業務用大型厨房機器の使用時間,調理時間,予算,料理毎の組み合わせなど,数多くの制約が考慮される.制約の種類と数が多いため,学校栄養職員や栄養教諭が行う献立作成には多くの時間を要する.また,食材価格高騰に伴う予算超過により,一旦作成した元の献立から一部の料理を変更する手間も生じている.本研究では,食材価格高騰に対する料理変更の手間を考慮した学校給食の自動献立作成システムを提案する.【方法】一食分の献立を「数多くの料理の中からの選択・組合せ」として捉え,献立作成を数理最適化問題における「組合せ最適化問題」として定式化する.また,一旦作成した元の献立から変更する料理数が最小になる献立を作成する手法も提案する.実際の現場の料理データや食材の栄養成分値や価格などの実データを用いた数値実験を行い,提案手法の有用性について考察する.【結果】栄養素の摂取量や業務用大型厨房機器の使用時間,予算,料理毎の組み合わせ,調理法,下調理の手間,食材の重量,食材の重複に関する制約を考慮し,決定変数を含む等式または不等式により問題の制約式を表現した.実データを用いた数値実験の結果,食材価格が高騰して元の献立から変更する必要が生じた場合に,変更する料理が少数で済むような献立が自動で作成できることを確認した.【考察】数理最適化の技術を用いることにより,栄養素の摂取量や予算などの学校給食現場の様々な制約を考慮した献立を自動的に導出することができた.本研究の成果を現場に適用することにより学校給食の献立作成業務の効率化が期待できる.(竹内ひまわり,太田和希,片桐英樹,風見公子)p.29 
  給食経営管理実習Ⅰで7訂成分表を用い作成した献立を8訂へ変更した場合のエネルギー及び栄養素の差について 共著 2022.11 第17回 日本給食経営管理学会学術総会 【目的】日本食品標準成分表2015年版(以下7訂)が全面改定され2020年版(以下8訂)となり、管理栄養士養成校でも、適切に教育する必要がある。そこで7訂の成分表を用い計算した献立を8訂で計算し、エネルギー及び栄養素の差を確認することを目的とした。【方法】使用献立:2017~2021年の給食経営管理実習Ⅰで実習した90献立(事業所給食想定、給与栄養目標量エネルギー760kcal±10%)、栄養計算ソフト:7訂は建帛社エクセル栄養君Ver.8、8訂はExcelアドイン栄養Plus、計算したエネルギー産生栄養素:7訂はたんぱく質、脂質、炭水化物、8訂はアミノ酸組成によるたんぱく質、脂肪酸のトリアシルグリセロール当量、利用可能炭水化物(単糖当量)で、それらが未収載の食品はソフトが数値を自動的に選択した。食品の質量:7訂は、調理前の可食部質量、8訂は極力調理後質量を用いた。解析:7訂と8訂の平均値をSPSS Statistics27で、t検定を実施した。【結果】エネルギーの平均値は、7訂737±54.76kcal、8訂692±51.99kcal(P<0.001)で7訂に比べ8訂は、93.9%であった。最も差があったのは食物繊維総量で、7訂8.1±3.33g、8訂12.6±15.90g(P=0.009)で、7訂に比べ8訂は、155.7%であった。【考察】エネルギーは7訂から8訂の変更で平均8%程度減少すると報告されているが、本結果は平均6.1%減少で、それらに比べ減少率は低かった。また、食物繊維総量に関しても分析方法の変更により高くなることは明白であったが、実際に確認することができた。(風見公子,柴田隆一,小川里帆,勝倉悠馬,山川万実)p.31
  A Review of Whether a Difference in the Protein-to-Energy Ratio of Breakfast Would Affect Subsequent Appetite 共著 2022.12 The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine JPFSM : Lifestyle and health Purpose: The purpose of this study was to confirm whether a difference in the protein-to-energy ratio during breakfast would affect one's appetite for subsequent meals among male students of standard body weight.
Method: Thirty male students in their 20s were involved. A randomised crossover study was conducted for a total of 8 days. The subjects were divided into a high-protein diet group (E: 519±41.4 kcal, P: 45.3±4.5 g) and a normal diet group (E: 510±29.2 kcal, P: 21.2±2.8 g) for 4 days of breakfast and were allowed to eat freely after lunch, with lunch on the fourth day being a buffet-style meal. After a one-week interval, breakfast was replaced and the same procedure was repeated. Body measurements, dietary surveys, and VAS and grid per meal were used to verify appetite pre/post-meal. A Wilcoxon signed-rank test was conducted via SPSS Statistics 27.
Results: Ultimately, 20 subjects, aged 21.0±0.35 years, BMI 21.7±1.49, were involved. Their desire to eat something (filled in with VAS 10 cm) was verified pre/post-meal, with no difference for breakfast. Appetite then decreased significantly for the high-protein diet group for lunch with P=0.002 and for the normal diet group for dinner with P=0.02. There was no difference in energy and protein levels for lunch on the fourth day.
Discussion: A difference was seen not in the subsequent amount of food consumed but in subjective appetite. Appetite decreased at the next meal after the high-protein diet but increased at dinner.
Conclusion: The standard-weight males showed differences in subjective appetite, but not in the subsequent meals.(Kazami Kimiko,Shibata Ryuichi, Miyauchi Mayumi)p.401
  大学アスリートが手軽に食べられる乳和食の開発 共著 2023.9 第70回日本栄養改善学会学術総会 【目的】乳和食は、味噌や醤油などの伝統的調味料に「コク味」や「旨味」を有している牛乳を組合せることで、利用されている食材本来の風味や特徴を損なわずに食塩やだしを減らし、美味しく和食を食べてもらう調理法で、日常的に実践できる食事として知られている。一方、アスリートは運動による発汗で、減塩より、たんぱく質とカルシウムの増加を優先しており、牛乳・乳製品そのものを摂取することが推奨されているが、大学アスリートにも筋力増強を目的とした手軽に食べられる乳和食の開発をすることを目的とした。【方法】長期保存可能、短時間で、手軽に食べられる食事を希望する大学女子バレーボール選手を対象とし、冷凍可能で、電子レンジで温められる主食と汁物(主菜兼副菜となり得る具沢山汁)を28メニュー開発した。管理栄養士養成大学生9名、教員2名、弁当会社の社員2名が試食者となり、全ての者が満足するまで作成を繰り返した。この時、牛乳・乳製品を特別に付加しない和食も作成し、比較した。【結果】乳和食は1食当り、エネルギーは895±34.5 kcalで、たんぱく質エネルギー比は18%であった。野菜量は、156±53.4gであった。主食には、牛乳に酢を添加し取り出したホエイを水の代替として使用した。また料理には乳・乳製品の添加として、低脂肪乳やWPI(分離乳清タンパク質)を使用した。和食に比し乳和食が1メニューでたんぱく質が5.8±0.26g多く摂取できていた。【結論】たんぱく質増量のためWPIも使用したが、ひき肉に混ぜる等の工夫で和食にも違和感なく付加することができ、味噌や醤油などとも調和し、おいしく食することが出来た。汁の多い料理には、約6g付加可能であることが確認できた。また、ホエイ入りご飯も好評で、今後より美味しいメニューの開発を進めていきたい。風見公子、柴田隆一、風見祐助、松尾絵梨子、中西由季子、加藤幸真、小沼直子、桑田有p.303
  過去の献立に基づく現場の様々な制約を考慮した児童献立作成システム 共著 2023.11 第18回日本給食経営管理学会学術総会 【目的】学校給食の献立作成においては,栄養摂取量や料理の提供頻度,予算など様々な条件を満たすために多くの手間と時間を要している.そのため,原案となる献立を自動で作成することができれば,献立作成者の負担軽減につながる.ただし,学校や自治体ごとに考慮すべき固有の事情があることも多く,全国一律で原案となる献立を作成することは難しい.一方で,栄養士が過去に作成した献立には学校や自治体における固有の事情が考慮されている.本研究では,過去の献立に基づいて,学校や自治体ごとの固有の事情も考慮した自動献立作成システムを提案する.【方法】1食分の献立を「数多くの料理の中からの選択・組合せ」と捉え,献立作成を数理最適化問題として定式化する.本研究では,過去の献立に基づく現場の様々な制約を考慮した献立を作成するため,現場にとって適切な栄養摂取量や料理の提供頻度などを満たすように制約式を定義する.そして,実際の現場の料理データや食材の栄養価などの実データを用いて1か月分の献立を作成し,提案手法の有用性について考察する.【結果】過去の献立における栄養摂取量や料理の提供頻度などに関する制約を考慮し,決定変数を含む等式または不等式により問題の制約式を表現した.そして,実データを用いて,献立を出力した結果,栄養摂取量や料理の提供頻度など過去の献立における現場の制約に基づいた献立を自動で作成できることを確認した.【考察】数理最適化技術の活用により,現場にとって有用性のある献立を自動で作成することができたと考える.本研究の成果を現場に適用することにより,献立作成者の負担軽減と献立作成業務の効率化が期待できる.瀧口真由、佐々木啓斗、片桐英樹、風見公子p.36
報告書(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  平成14・15年度保育課研修の『1歳児の食事』研修を振り返って 共著 H17.03 板橋区児童女性部保育課 1歳児の食事能力を知る為の基礎調査として、平成14年6月~平成15年3月まで板橋区立保育園全45園1歳児クラスを対象に保育士、調理員の協力を得、調査を行った。調査、研修を通して、保育士、調理員の給食に対する意識が変わり、平成16年度には食育の実践報告が行われた。(板橋区児童女性部保育課、田原喜久江、柳沢幸江、風見公子
  大学女子バレーボール選手のパフォーマンス向上のための栄養サポートの検討 共著 H24.04 日本大学薬学研究所研究所プロジェクト 大学生女子バレーボール選手のパフォーマンス向上を目指す、栄養サポートの有効的な手段の検討を目的とする。栄養サポートを通じて選手の生活習慣及び食生活の行動変容を促し、より良いコンディショニングに導けるよう、管理栄養士と連携し、栄養サポートを実施した。調査時期および調査項目:①2011年1月、N大学女子バレーボール部12名を対象に、生活習慣、及び栄養調査、血液検査、身体計測、POMSによる主観的疲労度の調査、②2011年12月、14名を対象に、試合期における選手のコンディショニングの確認、③2012年1月初旬、14名を対象にオフ期のコンディションニングの確認、②③の調査項目は①の項目+唾液アミラーゼによるストレス調査。栄養教育:管理栄養士を講師として2011年1月より個人指導1回、集団指導3回、メールでは随時実施した。2011年1月の栄養調査の結果では、国立スポーツ科学センター(JISS)による、「アスリートを対象とした1日エネルギー必要量」を満たしている選手は3名(25%)であった。炭水化物、たんぱく質、カルシウム、食物繊維においても摂取量の不足が認められた。血液検査においては貧血傾向が2名(16.7%)みられた。2011年1月と12月の値を比較検討した結果、身体組成値は体脂肪率が有意に減少し、体重、体脂肪量の値においても、減少傾向を示した。血液検査では、RBC、Hb、Hct、MCV、TP、Alb、血清鉄の値は有意な増加が認められた。栄養学的所見から、栄養教育介入による貧血傾向の改善が期待できる結果となり、さらに、体重、体脂肪率、体脂肪量の減少の結果を踏まえ、栄養教育の介入による選手達の食事意識の変化がうかがえた。他の調査項目についてもさらなる検討を加えることとした。(松尾 絵梨子、小池 勝也、風見公子
  協働事業「ふれあい共食会事業」講演会―大丈夫ですか?防災に備えた非常食の準備 共著 H28.12 一般社団法人全国栄養士養成施設協会助成事業  昨今、大地震が頻繁に起き、防災の必要性が謳われている。地震時で最も健康に問題の出るライフステージは、高齢者である。今回は、対象層を絞り、地域の75歳以上の後期高齢者に、以下の3点について講演することを目的とした。
⑪非常食の必要性 ⑫準備すべき非常食について ⑬震災時の食事の摂り方について
高齢者にとっては、震災時の実践的な内容であり、学生にとっては、将来、食育を実践する立場となる管理栄養士養成の視点から有益であると考え、実施した。鈴木三枝、風見公子
  共同研究「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する事業」 共著 H28年5月~H29年2月 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園(連携事業) (内容)幼稚園児を通して食生活の大切さを保護者の方々に知ってもらうため①園内で実施する「食教育」の内容を「給食だより~号外~」を作成して配布する。②保護者を対象として「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する調査」アンケートを実施する。③学生による「パフォーマンス劇~病気をしない元気な子~」を実施する。④学生指導による「5歳児の体験学習~給食に使われる野菜を切ってみよう~」⑤野菜嫌いをなくすために工夫した給食献立の提供・実施。(鈴木三枝,風見公子,管理栄養学科9期生12名:公衆栄養学ゼミ,給食経営管理第2ゼミ)
  共同研究「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する事業」 共著 H29年5月~H30年3月 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園(連携事業) (内容)幼稚園児を通して食生活の大切さを保護者の方々に知ってもらうため①園内で実施する「食教育」の内容を「給食だより~号外~」を作成して配布する。②保護者を対象として「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する調査」アンケートを実施する。③学生による「豆苗を育ててみよう」を実施する。④学生指導による「豆苗を刈って、切ってみよう」を実施する。⑤野菜嫌いをなくすために工夫した給食献立の提供・実施。(鈴木三枝,風見公子,管理栄養学科10期生12名:公衆栄養学ゼミ,給食経営管理第2ゼミ)
  共同研究「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する事業」 共著 H30年5月~H31年3月 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園(連携事業) (内容)幼稚園児を通して食生活の大切さを保護者の方々に知ってもらうため①園内で実施する「食教育」の内容を「給食だより~号外~」を作成して配布する。②保護者を対象として「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する調査」アンケートを実施する。③学生による「パフォーマンス劇五味レンジャー」を実施する。④学生指導による「五味を知ろう。特に日本の独特のうま味を試飲してみよう」⑤かつお節と昆布でうま味を生かした給食献立の提供・実施。(鈴木三枝,小林陽子、風見公子,管理栄養学科11期生30名:公衆栄養学ゼミ,給食経営管理ゼミ)
  共同研究「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する事業」 共著 R1年5月~R2年3月 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園(連携事業) (内容)幼稚園児を通して食生活の大切さを保護者の方々に知ってもらうため①園内で実施する「食教育」の内容を「給食だより~号外~」を作成して配布する。②保護者を対象として「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する調査」アンケートを実施する。③学生による「良いうんちを毎日だそう」を実施する。学生指導による「動物のうんちを知ろう」「身体の中でうんちはどうやって出来るのでしょう。まー君教えて。」「3色キッズに3色食品群を教えてもらおう。」「うんち君に毎日うんちを出すためにはどうすれば良いか聞いて見よう」「クイズをしよう」「みんなで踊ろう」を実施した。⑤給食献立の提供・実施。(風見公子,小林陽子,鈴木三枝,管理栄養学科12期生27名:給食経営管理ゼミ,応用栄養学ゼミ,公衆栄養学ゼミ)
  共同研究「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する事業」 共著 R2年5月~R3年3月 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園(連携事業) (内容)幼稚園児を通して食生活の大切さを保護者の方々に知ってもらうため①園内で実施する「食教育」の内容を「給食だより~号外~」を作成して配布する。②保護者を対象として「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する調査」アンケートを実施する。③学生による「さっちゃん、トナカイさんもっと野菜を食べましょう」を実施する。④学生指導による「劇」「クイズ」「サンタさんからのプレゼント」を実施した。⑤給食献立の提供・実施。(風見公子,小林陽子,吉田真知子,管理栄養学科13期生24名:給食経営管理ゼミ,応用栄養学ゼミ,栄養教育ゼミ)
  ボディービルダー向け弁当のメニュー(レシピ)開発 共著 R2年9月~R3年3月 株式会社ウッチーズ (内容) ボディービルダー向け弁当のメニューの開発11メニュー及びエネルギー及び栄養計算28メニュー、写真撮影を実施。(風見公子,柴田隆一,松下麻衣,管理栄養学科13期生風見ゼミ8名卒業生1名)
  共同研究「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する事業」 共著 R3年4月~R4年3月 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園(連携事業) (内容)幼稚園児を通して食生活の大切さを保護者の方々に知ってもらうため①園内で実施する「食教育」の内容を「給食だより~号外~」を作成して配布する。②保護者を対象として「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する調査」アンケートを実施する。③学生による「野菜レンジャー参上!野菜をしっかり食べよう!」を実施する。学生指導による「劇」「クイズ」「王様、野菜レンジャーからのプレゼント」を実施した。④給食献立の提供・実施。(風見公子,小林陽子,吉田真知子,管理栄養学科14期生27名:給食経営管理ゼミ,応用栄養学ゼミ,栄養教育ゼミ)
  高校サッカー選手向け補食弁当のメニュー(レシピ)開発 共著 R3年12月~R4年3月 株式会社ウッチーズ (内容)高校サッカー選手向けの補食弁当のメニューの開発36メニュー及びエネルギー及び栄養計算28メニュー、写真撮影を実施。(風見公子,柴田隆一,風見ゼミ,3年生,卒業生1名)
  共同研究「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する事業」 共著 R4年4月~R5年3月 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園(連携事業) (内容)幼稚園児を通して食生活の大切さを保護者の方々に知ってもらうため①園内で実施する「食教育」の内容を「給食だより~号外~」を作成して配布する。②保護者を対象として「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する調査」アンケートを実施する。③野菜を好き嫌いせず積極的に摂取出来るように、年長にわかりやすく劇とクイズ形式で教育をする。
テーマ「おじいちゃん、おばあちゃん、なんで、野菜残しちゃダメなの?」を実施した。⑤給食献立の提供・実施。(風見公子,小林陽子,髙橋美惠子,管理栄養学科15期生23名:給食経営管理ゼミ,応用栄養学ゼミ,栄養教育ゼミ)
  健康な高齢者向けの弁当のメニュー(レシピ)開発 共著 R5年1月~R5年3月 株式会社ウッチーズ (内容)健康な高齢者向けの弁当のメニューの開発7メニュー及びエネルギー及び栄養計算7メニュー、写真撮影を実施。(風見公子,柴田隆一,風見ゼミ,4年生4名)
  共同研究「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する事業」 共著 R5年4月~R6年3月 東京聖栄大学附属わたなべ幼稚園(連携事業) (内容)幼稚園児を通して食生活の大切さを保護者の方々に知ってもらうため①園内で実施する「食教育」の内容を「給食だより~号外~」を作成して配布する。②保護者を対象として「食育指導のための幼稚園児および保護者の生活習慣と食習慣に関する調査」アンケートを実施する。③野菜を中心に好き嫌いせず積極的に摂取出来るように、年長にわかりやすく調理形式とかるたで教育をする。
テーマ「好き嫌いせず残さず食べよう!」を実施した。⑤給食献立の提供・実施。(風見公子,小林陽子,髙橋美惠子,柴田隆一 管理栄養学科16期生31 名:給食経営管理ゼミ,応用栄養学ゼミ,栄養教育ゼミ)
  サッカー選手のメニュー(レシピ)開発 共著 R6年3月 株式会社ウッチーズ (内容)サッカー選手のランチを3メニュー開発及びエネルギー及び栄養計算3メニュー、写真撮影を実施。(風見公子,風見ゼミ,4年生12名・3年生10名)
講演・その他(平成17年以降)
  著書、学術論文等の名称 単著
共著
の別
発行又は発表の
年月日
発行所、発表雑誌等又は発表学会等の名称 概要
  上尾市教育委員会スポーツ振興センター主催「スポーツ講演会」 講演 H22.8 上尾市教育委員会スポーツ振興センター主催 スポーツと栄養について
  大学附属農場を核とするフィールド教育の新しい展開 講演 H25.10 主催宇都宮大学,共催全国大学附属農場協議会,後援文部科学省 パネルディスカッション「管理栄養士養成課程における教育効果」について講演し、パネルディスカッションをした。
  渋谷区歯科医師会「歯っぴぃ健口教室」講師 講演 H26.9 渋谷区歯科医師会の依頼 水分補給、夏バテ解消の食事の食べ方等について講演をした。
  渋谷区歯科医師会「歯っぴぃ健口教室」講師 講演 H26.11 渋谷区歯科医師会の依頼 基本的な食事の量について、インフルエンザ、風邪に負けない免疫機能を高める食事について講演をした。
  東京都多摩小平保健所栄養管理講習会講師 講演 H27.2 東京都多摩小平保健所の依頼

日本人の食事摂取基準2015の活用方法の講義

小平市の給食施設の管理栄養士に対して講演をした。

  管理栄養士養成における「実践知」教育カリキュラム-包括的計画論- 共著 H27.04 保健の科学第57巻第4号 「実践知」は、本来学校・大学などで講義をし教壇で教える「形式知」とは違って、実践現場でしか教えられない知識である。その実践知を学校で教えるとすること自体無理なことであり、これをあえて実施するわけだから「実践知」に準ずるカリキュラムに過ぎない。その方法として選択したのが、仮想栄養指導、管理問題をシュミレーションするワークショップ方式による包括的計画論である。本稿では実際に管理栄養士科で4年間実施した事例にもとづいて、その概略を説明し、かつ考えを述べる。
豊川裕之、鈴木三枝、風見公子、小林陽子、吉田真理子p.254-259
  山梨県立都留高等学校スポーツ栄養講師 講演 H27.8 山梨県立都留高等学校の依頼 スポーツ栄養に関する講義
  こころを育む栄養
栄養学から考える孤食と共食
講演 H27.09 第21回心身健康科学総会 シンポジウム  今からおよそ30年前、NHK特集、「なぜ一人で食べるの-食生活が子どもを変える」では、家族といっしょの食事(共食)が減少し、ひとりで食べる食事(孤食)が増加している現状が子ども達の絵を通して報告された。番組は、足立己幸氏らの1981年全国の小学5年生1,067名に「あなたは今朝、どんな食事でしたか、人も食べ物もわかるように絵にしてください。」の問いかけに対して描かれた絵と子ども達のコメントが主でで構成されていた。ぽつんと子ども一人が食卓に座って、寂しそうな絵や、母親が新聞を大きく広げて、食卓には一緒に座っているのにも関わらず、会話のない絵など、さまざまであった。中でも、のっぺらぼうの本人と食卓の上にラーメンと麦茶のみが描かれ、コメントとして「自分で作ったインスタントラーメンの朝食。お母さんは寝ていた。夕食もひとり。」と書かれていた絵には衝撃を覚えた(図1)。家に保護者が存在しても起きうる孤食がとても悲しかったからだ。この時、 "孤食・共食"の言葉が生まれた。
足立らは日常的な家族の営みとしての共食の体験なしには、自分なりの食事像を育て、実行する"人間らしい食事の自立"は難しいと考え、孤食へと傾斜する現状をみなおすことが必要だと強調している。朝食の孤食が日常化されている子ども達の中に、こころ、食行動、食事内容、健康状態で問題をかかえている子どもが多いとも報告し続けている。
また、子どもだけではなく、高齢者における孤食.は、栄養状態を損ない、将来的な低栄養のリスクを高めるだけではなく、精神的健康を阻害しうる要因として注目されている(岩佐、2015)。
現在では、 "孤食・共食"は第2次「食育推進基本計画」や第2次「健康日本21」でも重要課題等となっており、共食の重要性は多くの人たちに浸透している。広義では人と食事をいっしょにすることが 共食であるが、今回は、こころを育む"真の共食"とは何か考え、家族における食卓の在り方について述べた。(風見公子
  渋谷区歯科医師会「歯っぴぃ健口教室」講師 講演 H27.11 渋谷区歯科医師会の依頼 基本的な食事の量について、インフルエンザ、風邪に負けない免疫機能を高める食事について講演をした。
  こころを育む栄養
栄養学から考える孤食と共食(総説)
単著 H28.02 心身健康科学,12,1 足立らは日常的な家族の営みとしての共食の体験なしには、自分なりの食事像を育て、実行する"人間らしい食事の自立"は難しいと考え、孤食へと傾斜する現状をみなおすことが必要だと強調している。朝食の孤食が日常化されている子ども達の中に、こころ、食行動、食事内容、健康状態で問題をかかえている子どもが多いとも報告し続けている。
また、子どもだけではなく、高齢者における孤食.は、栄養状態を損ない、将来的な低栄養のリスクを高めるだけではなく、精神的健康を阻害しうる要因として注目されている(岩佐、2015)。
現在では、 "孤食・共食"は第2次「食育推進基本計画」や第2次「健康日本21」でも重要課題等となっており、共食の重要性は多くの人たちに浸透している。広義では人と食事をいっしょに食べることが 共食であるが、今回は、こころを育む"真の共食"とは何か考え、家族における食卓の在り方について探ってみたいと思う。
風見公子p.24-28
  協働事業「ふれあい共食会事業」NPO法人中・西会 共同 H28.09 葛飾区中・西会地域高齢者 「大丈夫ですか?防災に備えた非常食の準備」をテーマに高齢者に非常食の必要性、実際の食べ方について講演をした。鈴木三枝、風見公子、管理栄養士科ゼミ生12名
  渋谷区歯科医師会「歯っぴぃ健口教室」講師 講演 H28.9 渋谷区歯科医師会の依頼 水分補給、夏バテ解消の食事の食べ方等について講演をした。
  「かつしかの元気食堂」 共同 H28.07~09 「葛飾の元気食堂」推進事業に関する受託研究報告書 ヘルシーメニューの開発(メニューコンテスト)、元気食堂メニューレシピカード、2周年事業としての試食会の実施について携わった。新村眞由美、植松節子、風見公子、吉田真知子他
  協働事業「ふれあい共食会事業」NPO法人中・西会 共同 H29.09 葛飾区中・西会地域高齢者 『和食』の力で健康長寿!をテーマに高齢者の「食」について、和食の良さを改めて見直し、工夫して調理することを学び、健康に欠かせないが、普段不足しがちな野菜などを、材料などを無駄にせず、おいしく食べることで栄養の改善を図る内容について講演した。鈴木三枝、風見公子、管理栄養士科ゼミ生12名
  「かつしかの元気食堂」 共同 H29.04~09 「葛飾の元気食堂」推進事業に関する受託研究報告書 ヘルシーメニューの開発(メニューコンテスト)、元気食堂メニューレシピカード、3周年事業としての試食会の実施について携わった。風見公子、吉田真知子、新村眞由美、小林陽子他
  渋谷区歯科医師会「歯っぴぃ健口教室」講師 講演 H29.9 渋谷区歯科医師会の依頼 水分補給、夏バテ解消の食事の食べ方等について講演をした。
  今こそ食を考える「食」で健康をつくる 楽しく食べたい「共食」のすすめ 共同 H29.10 ダイヤモンド社 Diamond Plus 「共食」について、フォーデイズ株式会社代表取締役社長 和田佳子氏との対談Pp.2-7
  渋谷区歯科医師会「歯っぴぃ健口教室」講師 講演 H29.11 渋谷区歯科医師会の依頼 基本的な食事の量について、インフルエンザ、風邪に負けない免疫機能を高める食事について講演をした。
  ニッポン放送あさぼらけ 食は生きる力今朝も元気にいただきます   H30.02 ニッポン放送 2月2日、5日、9日、12日、19日、23日の計6回、共食や食育について上柳昌彦氏と対談
  葛飾区葛飾区健康部の依頼・栄養管理報告書作成説明会の講師 

講演 H30.4   「保育園等における給与栄養目標量の立て方について」葛飾区の保育園に勤務する栄養士等に講演
  「かつしかの元気食堂」 共同 H30.04~09 「葛飾の元気食堂」推進事業に関する受託研究報告書 ヘルシーメニューの開発(メニューコンテスト)、元気食堂メニューレシピカード、4周年事業としての試食会の実施について携わった。風見公子、吉田真知子、小林陽子、柴田隆一、中村麻衣、佐久間俊幸他
  協働事業「ふれあい共食会事業」NPO法人中・西会 共同 H30.10 葛飾区中・西会地域高齢者 健康寿命の延伸~毎日をいきいき元気に過ごすためには~毎日の食事づくりを一工夫をテーマに高齢者の「食」について、不足しがちな栄養素を摂る工夫について話し、コンビニ等でも簡単に買える缶詰やお惣菜を使用しておいしく食べることで栄養の改善を図る内容について実演を含めて講演した。小林陽子、鈴木三枝、風見公子、管理栄養士科ゼミ生17名
  葛飾区葛飾区健康部の依頼・栄養管理報告書作成説明会の講師 

講演 H31.4 葛飾区健康部の依頼 「保育園等における給与栄養目標量の立て方について」葛飾区の保育園に勤務する栄養士等に講演
  栄養管理講習会の講師  講演 R元.6 渋谷区保健所中央保健相談所の依頼 「給食施設における衛生管理のポイント」渋谷区の給食施設に勤務する栄養士等に講演
  栄養学から考える孤食と共食とは 単著 R元.8 aromatopia,特集医食同源を見直す,フレグランスジャーナル社,,  28,4,p.50‐51,2019 孤食と共食の定義、孤食がなぜいけないのか、より良い共食とは何か考えを述べた。
  「かつしかの元気食堂」 共同 H31.04~09   ヘルシーメニューの開発(メニューコンテスト)、元気食堂メニューカレンダー、5周年事業としての試食会の実施について携わった。風見公子、吉田真知子、小林陽子、柴田隆一、松下麻衣他
  新型コロナウイルス感染症対策に食事から出来ること 単著 R2.05 日本健康学会誌,86,3,p.97-98,2020  (巻頭言)コロナウイルスの歴史、食事、栄養学から何が出来るか、何をどれだけ食べると良いか述べた。(風見公子
  「かつしかの元気食堂」 共同 R2.07~11 「葛飾の元気食堂」推進事業に関する受託研究報告書 ヘルシーメニューの開発、元気食堂メニューレシピカード、元気食堂メニューカレンダー、6周年事業として葛飾区民に向けた弁当販売の実施について携わった。風見公子、吉田真知子、小林陽子、柴田隆一、松下麻衣他
  葛飾区葛飾区健康部の依頼・栄養管理報告書作成説明会の講師  講演 R3.04 葛飾区健康部の依頼 「給与栄養目標量の立て方について」第一部葛飾区の事業所・社会福祉施設等に勤務する栄養士等、第二部保育園・幼稚園等に勤務する栄養士等に講演
  「かつしかの元気食堂」 共同 R3.04~12 「葛飾の元気食堂」推進事業に関する受託研究報告書 ヘルシーメニューの開発、元気食堂メニューレシピカード、元気食堂メニューカレンダー、7周年事業として葛飾区とアリオ亀有イトーヨーカドーと産官学で連携をしベジ軽弁当(450kcal~650kcal、野菜140g以上、食塩3.0g未満)の弁当開発、葛飾区長へのプレゼン、販売に携わった。風見公子、吉田真知子、小林陽子、柴田隆一、小川里帆、勝倉悠馬他
  豊島区栄養技術講習会の講師 講演 R4.01 池袋保健所推進課の依頼 「保育園等における給与栄養目標量の立て方について」保育園に勤務する栄養士等に講演
  葛飾区葛飾区健康部の依頼・栄養管理報告書作成説明会の講師  講演 R4.04 葛飾区健康部の依頼 「給与栄養目標量の立て方について」保育園・幼稚園等に勤務する栄養士等に講演
  渋谷区栄養管理講習会の講師① 講演 R4.06 渋谷区中央保健相談所保健管理係の依頼 「給与栄養目標量の立て方とに日本食品標準成分表2020版による栄養計算」について給食に従事する管理栄養士・栄養士等に講演
  渋谷区栄養管理講習会の講師② 講演 R4.07 渋谷区中央保健相談所保健管理係の依頼 「給食施設における衛生管理」について給食に従事する管理栄養士・栄養士等に講演
  かつしかの元気食堂推進事業「かつしかの元気と健康は食生活から」の講師 講演 R4.08 葛飾区健康部の依頼 第3回 「いつもの食事をひと工夫!栄養バランスがとれた食事に~あなたにもできる管理栄養士の献立の立て方~」YouTubeでのオンライン講座の講演、風見ゼミの学生には、レシピ(簡単・安価な野菜レシピ もやし、きのこ、豆苗)と元気食堂の店紹介を任せた。
  千葉県山武保健所の給食施設研修会の講師 講演 R4.08 千葉県山武保健所の依頼 「おやつを含めた栄養管理の重要性について」管理栄養士・栄養士・調理師等に講演
  川崎市高津区栄養士等給食関係者研修会の講師 講演 R4.10 川崎市高津区保健所の依頼 「給食施設における栄養管理」について管理栄養士・栄養士等に講演し、日本食品標準成分表2020版による計算の問題点等について話し合った。
  「かつしかの元気食堂」 共同 R4.04~12 「葛飾の元気食堂」推進事業に関する受託研究報告書 ヘルシーメニューの開発、元気食堂メニューレシピカード、元気食堂メニューカレンダー、8周年事業として葛飾区とアリオ亀有イトーヨーカドーと産官学で連携をしベジ軽弁当(450kcal~650kcal、野菜140g以上、食塩3.0g未満)及びベジ充弁当(650kcal~850kcal、野菜140g以上、食塩3.5g未満)の弁当開発、販売に携わった。本年度は北海道を除く全イトーヨーカドーで販売された。)風見公子、柴田隆一、小林陽子、小川里帆、勝倉悠馬、山川万実他
  墨田区保健所の給食栄養管理技術講習会の講師 講演 R5.3.13~3.23 墨田区保健所の依頼 「給食施設における給与栄養目標量の立て方について」管理栄養士・栄養士・調理師等にYouTubeを使用して配信した。
  親子間における食の意識(特集記事) 単著 R4.11 保健の科学第64巻第11号 「食べる」行為について考える特集において、親子間における「食」の意識についてわたなべ幼稚園の保護者に関するアンケートの結果を主軸に食事を楽しみにしている子どもを育てることの必要性と保護者が食事作りで栄養のバランスに気をつけることの重要性、親から子に受け継がれる食の意識について述べた。(風見公子)p.742-748
  葛飾区葛飾区健康部の依頼・栄養管理報告書作成説明会の講師  講演 R5.04 葛飾区健康部の依頼 「保育園における給与栄養目標量の 設定及び評価の方法について」保育園・幼稚園等に勤務する栄養士等に講演
  column 受験生への応援メニュー 単著 R5.11 どうなる!2024年度大学入試,ライオン企画株式会社 保護者ができる受験生への応援メニューの紹介と受験生への食事管理について述べた。(風見公子)p.94-95
  松戸保健所の給食施設研修会の講師
講演 R6.2 松戸保健所の依頼 「給食施設の栄養管理の基本~アセスメントに基づく栄養計画と評価~」
  「かつしかの元気食堂」 共同 R5.04~R6.03 「葛飾の元気食堂」推進事業に関する受託研究報告書 ヘルシーメニューの開発、元気食堂メニューレシピカード、元気食堂メニューカレンダー、9周年事業として葛飾区とアリオ亀有イトーヨーカドーと産官学で連携をしベジ軽弁当(450kcal~650kcal、野菜140g以上、食塩3.0g未満)及びベジ充弁当(650kcal~850kcal、野菜140g以上、食塩3.5g未満)の弁当開発、販売に携わった。本年度は葛飾区内のイトーヨーカドーで販売された。風見公子、柴田隆一、小林陽子、佐藤ひろ子、勝倉悠馬、山川万実、山岸咲希他

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